ベンチャー特集

株式会社Convol(コンバル)

  • インサイドセールス

Convol="Continue to evolve"
"進化し続ける"先には、見据える未来がある

株式会社Convol(コンバル)代表取締役社長 佐藤 勇聖

株式会社Convol(コンバル) 代表取締役社長 佐藤 勇聖

非常に物腰が低く優しい印象の佐藤社長。前職では19歳という若さで営業部チーム責任者となり、24歳では営業部長にまで上り詰めた若手実力者だ。「昔は目立つのが嫌いで、他人に興味がなかった。そんな自分が起業を志すようになれたキッカケは妻との出会いなのです」と話す。設立1年で既に48名の従業員を抱える同社は、5年以内に20の会社を設立し、グループ企業化を目指している。(インタビュアー:山本)

"妻との出会い"が僕の人生を変えてくれた

起業までの経緯を教えてください

私は学生時代、目立つのが嫌いで、人に興味もなく、何事もあまり長続きしない人間でした。高校を卒業する際、就職活動も真剣に取り組まず、先生の紹介で外壁塗装業の会社へ入社。大きな目標もなく、与えられた仕事をこなす日々を過ごしていました。そんな中、あるとき退屈な日常を一変させる出来事が起こります。私が好きでよく行っていた地元の飲食店で食事をしていた時のこと。そこで働いていた女性店員さんに一目惚れしてしまったのです。SNSだけ交換していたのですが、後日女性の方から連絡があり、気づけば交際するようになっていました。「この子と結婚したい」という気持ちがどんどん強くなる一方で、「今の給料では到底養っていけない」と不安を抱きます。そんな時、偶然にも地元の同窓会で会った友人から、「うちの営業会社ならもっと稼げる」という話を聞き、すぐに紹介して欲しいと頭を下げました。それくらい、僕は彼女と結婚したかった。後日面接を受けに行くと、周りは名門大学を卒業された優秀な方ばかり。面接時、バックグラウンドで勝負しては絶対に採用してもらえないと思い、何故ここで働きたいのか、自分が何をできるのかを熱弁してアピール。なんとか内定を勝ち取ることができました。入社して最初に配属されたのは、テレアポ営業の部署。きちんとマニュアルがあったのですが、当時の私は漢字が全く読めなくて・・(笑)。直属の上司から「何故採用されたのか?」と疑問を持たれてしまうほどでした。それでも、目標に向かって努力し続け、入社して2ヶ月連続で新人賞を受賞、半年でチーム責任者へ昇進し、1年で係長へ。血の滲むような努力によって目標としていた収入を得ることができるようになり、晴れて20歳で結婚しました。その後も周りの同僚に負けたくないと必死に仕事へ打ち込み、会社史上初の24歳で最年少営業部長に就任。経営についての勉強をしていくうちに、「自分自身の責任で一からチャレンジしてみたい」と考えるようになっていきました。26歳の時に起業を決意し、19歳から自分を育ててくれた営業会社を退職。これまでの経験を活かし、営業代行やコールセンターコンサルを軸とした株式会社Convolを設立いたしました。

培った営業力は競合に勝つためではなく、
"必要としてくれる企業の為に"

事業内容について教えてください。

弊社の事業は、インサイドセールス事業、人材開発事業、BPOソリューション事業、教育事業の4つに分けられます。私自身、19歳の頃からコールセンターや営業職に携わってきましたので、初めは自社で物を販売する代理店事業を検討していました。しかし、有難いことに起業する事をお付き合いのあった経営者の方へご報告すると、いくつかの企業様より「うちの顧問になってくれないか?」、「弊社の売上を上げるために力を貸してくれないか?」などお声がけを頂けたのです。弊社が代理店業務を行えば、このように私を必要としてくださった方々は競合他社となり、協力関係ではなくライバル関係になってしまいます。それであれば、皆様に必要としてもらえる事業で売上を立てようと考え、インサイドセールスやBPOソリューションにより各営業会社様の売上に貢献していくことを選択しました。また、人材開発・教育事業により、各社の従業員様がより成長し、自信を持って営業活動ができるよう育成指導においてもお手伝いをさせて頂いてます。

確立した教育制度により、
自信に満ちた人材の育成・排出を行う

御社の強みを教えてください

同業他社様に比べ高い生産性とクオリティで売り上げに貢献できることです。その大きな理由として、従業員への指導に最も力を入れていることがあげられます。弊社では週に1度、”一般社員”研修を始め、”責任者候補”研修、”責任者”研修、そして”社長”研修といった、レイヤーごとの研修制度を設けています。「どうしたら責任者になれるのか」、または「責任者が更に成長する為に何をすべきなのか」を、私自ら全従業員に対して行います。これは、私が19歳で経験した苦い思い出から、従業員に同じ思いをさせないようにと始めた事です。高校卒業後の私は、塗装業から右も左も分からないまま営業会社へ入社。ひたすら営業で成果を出すことだけを考えていた為、一般常識・ビジネスマナーにおいては何も学ばずに出世してしまいました。ただ、会社で出世すれば部下を持ち、クライアントとの商談窓口になる事もあります。そうなればビジネスマナーのない私は当然、”恥”をかいたのです。成長していく為に営業成果も大切ですが、同時に、役職に見合う”人間力”を身に付ける必要があると痛感させられました。そこで、高い営業力を大前提に、弊社では一般常識や教養を身に付け、見識にあふれた人材に育成していますので、より高い生産性とクオリティで各社のお力になれると自負しています。

Give先行型で、Takeを求めない。

仕事をする上で心がけていることはありますか?

Give先行型で、Takeを求めないことです。私は10代の頃、何か自分にメリットがなければ、誰かに協力することはしない人間でした。それで痛い目にあったことも・・(苦笑)。仕事をする上で、お金に目が眩んでしまい、クライアントの利益を軽んじてしまう会社にはなりたくないですからね。見返りを求める事なく、まずは先方の利益を優先して仕事に取り組んでいます。弊社に「仕事を依頼して良かった」と全てのクライアントが想って頂けることが大切なのです。それが「信用・信頼」へ変わり、長くお付き合い頂ける事に繋がっているのだと考えています。

1社100名以上の会社を20社設立し大グループ企業へ

今後のビジョンがありましたら教えてください

5年以内に20社の会社を設立し、総勢2,000名の従業員から成る大グループ企業化にする事です。サラリーマン時代から、営業部の事業部長としてたくさんの部下を見て感じていたことがあります。それは、「社長を目指した方がいい」と思わせられる、素晴らしい考え方を持った人がたくさんいること。会社を大きくするにあたって人を増やすことは必要ですが、優秀な人材には、自分で会社経営をすることでしか得られない”成長の機会”を逃してはいけないと、私は考えています。その為、優秀な人材には「社長研修」として、経営者になる為に必要な考え方やスキル、私がなぜ社長になることができたのか、そのノウハウを教え、更なる成長を促しています。当然弊社から優秀な人材が抜けるのは寂しくもありますが、一人ひとりが成長し、グループ会社の代表としてさらに育っていくことで売上は後からついてくるものだと考えていますので、一人でも多くチャレンジして欲しいですね。お金ではなく人にフォーカスした経営理念で、5年以内に20人の社長排出を目指し、これからも取り組んでいきたいと思います。

PROFILE

株式会社Convol(コンバル) 代表取締役社長 佐藤 勇聖

株式会社Convol(コンバル)代表取締役社長 佐藤 勇聖

埼玉県三郷市出身
高校卒業後、地元の外壁塗装業の会社へ就職。
現在の奥様との出会いをキッカケに収入UPを目指し都内の営業会社へ転職。
入社後、約6年で、最年少で主任・係長・課長・部長と飛ぶ鳥を落とす勢いで出世する。

2021年、26歳という若さで株式会社Convolを設立、代表取締役社長へ就任。
人にフォーカスした経営理念で、5年以内に20社のグループ企業化を目指す。

法人概要

商号

株式会社Convol(コンバル)

代表者

代表取締役社長 佐藤 勇聖

所在地

〒104-0061
東京都中央区銀座一丁目15番7号 MAC銀座ビル3階

設立

2021年1月18日

資本金

1,000,000円

従業員数

45名(2023年1月現在)

URL

https://convol.info

アクセスマップ

掲載日:2023.01.18

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