ベンチャー特集

私は18歳まで広島県で育ったのですが、当時は特にやりたいことや、大きな目標が見つからず、けれど”何か環境を変えたくて”、その年、友人数名と一緒に上京を決意しました。田舎者の僕たちは、東京とハリウッドの区別もついてなくて、TVで観たことのある有名な場所に行けば、きっと大物になれると思ってました。ところが、3ヶ月くらいしたらみんな広島に帰ってしまって・・(笑)。地元に帰ればまたあの退屈な日常が待っていると思うと、僕は決して帰りたくなかった。アルバイトをしながらこの街で生きていくことを選びました。だけど、飽きっぽい性格から、アルバイトも中々長続きせず、いくつものバイトを転々と・・100コくらいは経験したんじゃないかな？ そうこうしている内に、周りの友人は学生から社会人へ、とうとう就職をする年齢に。「僕もそろそろ落ち着かないといけない」と思い、某アパレル企業に正社員として就職し、３年ほどアパレル販売の経験を積みました。働いているうちにふと、「このままずっと雇われて働くより、自分自身で経営をしたい」という意欲が湧いてきます。そこで、アパレル企業の退職を決断。正社員として貯めたお金で、飲食店の経営を始めました。開業当初は順調で、少しづつ店舗数も増えていきましたが、コロナの影響で一部の店舗が閉鎖に追いやられてしまうことに・・。そのことをキッカケに、こういった外的要因に影響を受けない、”なくならないサービス”を事業として取り入れたいと考え、インフラでは欠かせない電気工事の事業を会社として立ち上げることにしました。

現在は電気工事全般に加え、動画編集の事業も展開しています。私は起業当初、飲食店の開業をし、東京・埼玉で複数店舗へ拡大しておりました。しかしながら、コロナの影響で売上が大幅に下がり、一部店舗の閉鎖を余儀なくされたのです。その時、従業員に申し訳ない気持ちがいっぱいで、こういった外的要因に振り回されることのない、”なくならない事業”をしたいと考え、インフラに着目しました。インフラサービスが消えることはないですからね。飲食店の開業を行なってきた私は、電気工事のことを自然と学んでいましたので、これをそのまま事業として取り入れようと考えたのです。初めは簡単なお仕事のご依頼を承っておりましたが、徐々に通信工事やLED工事、ご縁があってTESLAモーター社のウォールコネクタ取り付けも行わせて頂けるようになりました。

どんな仕事でも断らず、正確に、スピーディに”やる”ことだと思います。弊社は同じ電気工事の企業様の中で比較的平均年齢が若く、20代後半の方が中心に活躍しています。そのこともあり、皆が活気に満ち溢れています。どんな仕事もチャレンジしてみたいですし、そういう場を求めている気がします。当然、やるからには正確に、そしてスピーディに仕事をこなすことが大切だと考えておりますので、他社様以上のクオリティを短時間でこなせるよう努めています。また、通信工事の現場では、「工事に来てもらったけど開通できなかった」というお声をよく伺います。当然、物理的理由などで進めることが出来ないこともございますが、私たちは最後まで諦めません。お客様満足度向上の為に最善の策を検討し続け、開通できるように全力で励みますので、開通率の高さにも定評を頂いております。

24時間、365日、いつだって即対応を意識しています。もちろん、限界はあるかもしれませんが、私は極力、ビジネスチャンスを失いたくない。何より、１つでも多くの仕事に携われる機会があるのであればやってみたいと考えています。これはたまたまですが、先日、夜０時頃に突然、「ポスタースタンドを制作して都内某所へ運んで来てほしい」とお仕事のご依頼を頂きました。ご連絡頂いた際は、時間的にも「流石に難しいかな・・」と思いましたが、”やれるだけやってみよう”と思い、朝から資材を買い出しに行き、私一人で組み立て、搬入を行いました。「やればできるもんだな〜」と改めて思い知らされましたね(笑) これからも、どのような仕事にも、ご期待に全力でお応えできるよう励んで参ります。

時がきたら、上場したいと思っています。明確にいつまでにとか、そういった目標を持っている訳ではありません。私は、会社の成長には”タイミング”があるんだと考えています。うまくいかない時だってあるし、悪くはないけど、停滞している時もあって。ただ、何かの拍子にポンっとうまくはまって、急成長を遂げる時があるものだと考えているのです。もし、弊社にもその時がきたら、上場をしたい。もちろんそれが、働いてくれている従業員の為になるように。会社を大きくして、より仕事にやりがいを感じてもらいたいですし、お給料もさらに増やしてあげたい。今はただ、そんな日が来ることをどこか願いつつ、従業員と一緒に一歩づつ歩んでいきたいと思います。