ベンチャー特集

私は岡山県出身なのですが、高校２年生の時、先生がHRでみんなに話したエピソードを聞いて、上京・起業に関心を持ちました。当時先生が話してくださったのは、「10年程前に同校を卒業された方が、真っ赤なスポーツカーで母校に寄付をしにきた」というものです。私の先輩にあたるその方は、東京でピザ屋さんをオープンし成功なされたのだとか。「カッコいい、自分も東京に行って起業すれば同じようになれるかもしれない」と、名前も知らない、会ったこともない先輩に憧れて、私はその頃から「将来は上京して起業する」と心に決めていました。大学までは岡山県で過ごし、東京に支店のある金融系の企業に就職したのですが、なんと配属されたのは大阪支社・・。なかなかうまくいかないですよね(笑)。そんな中でも、将来の起業に向けて経験を積もうと必死に働き、２年が経つ頃には、トップセールスマンになれるまで成長できました。その実感が湧いてきたタイミングで、兼ねてより憧れていた上京を決意。東京にある求人メディアを運営している大手企業に入社しました。私はいわゆる”ミーハー”だったので、東京タワーが見えるすぐ近くで勤務できることにテンションは物凄く上がっていたのを今でも覚えています(笑)。　そこでは代理店営業部に配属され、求人をただ載せるのではなく、どうしたらもっと人が集まるのか、企業の声に耳を傾け、一生懸命にやっているうちに、気づくと起業の為の大きな勉強になっていました。３年半ほど勤めたうえで、「この経験を活かして自分でやってみよう」と思い、まずはフリーランスとして求人メディアの提案事業を創業。その２年後、軌道に乗ってきたこともあり従業員を１名採用、法人として改めてスタートしました。

弊社の主な事業内容は、「求人広告」と「DX」の２つです。いずれも、コンサルティング・ブランディングを含めた形でご提案しています。私自身、元々大手求人メディアを運営する企業に３年半ほど勤めておりましたので、特に求人広告においては他社様とは全く違う角度からのご提案ができると自負しております。また、DX事業においては、現在様々な”RPA商品＝業務を自動化できるサービス”があります。私たちは約40万の商品群の中から、最適な商品とソリューションをご提案します。また、「未来トレーニング」として、システム導入後の管理・運用を自社で出来るよう専任者の育成まで実施しています。

起業ブランディングを含めた求人・DXのご提案ができることだと思います。例えば求人広告なら、単に「求人プランの営業をし、掲載をする」のではなく、クライアントの社内制度まで把握し、「会社の強みがどこにあるのか、どのような人材を求めているのか、また、求めている人材に対し適正な制度が用意されているのか」、などを細かく理解してからご提案をします。時には、離職率低下への取り組みを求人の段階で行うことで、成果が出ることもあります。私たちは”CS向上”をテーマに掲げていますので、妥協を許さず、納得のいくご提案が出来るよう打ち合わせを繰り返します。そのため、多いときは週に10回以上のMTGを行うことも。「求人を出して終わり」にしない、「働く方が入社後も安心して長く働いていける環境づくり」に対してもコミットしているのです。

「営業マンは理想を言い、お客様は現実を言う」ものだと思っています。営業の提案は時に”キレイゴト”と捉えられ、「現場を全く分かっていない」と感じられることも少なくないのではありませんか？私たちは、お客様の意見を鵜呑みにすることも、当然、一方的なご提案をすることもしません。そもそも、クライアントが、自社の抱える”真の課題”に気付き、対策を講じているのであれば私たちがお手伝いする必要はありませんからね。幻想の課題に振り回されて本質が見えなくなっているからこそ、他社が一緒に考え改善する事でソリューションビジネスは成り立つと思っております。時には営業のご提案とお客様の仰るコトが相違することもあると思います。それは社内でも、打ち合わせをすれば意見が食い違うこともあります。それでも”妥協”してしまうことなく、Win－Winを考える。理解してから理解されることで相乗効果を生み、より良い解決案をお客様と一緒に創り出していくことが最も大切だと私は考えます。

弊社の描くビジョンは”提案で未来を変える会社”というものです。今の日本って、私たちが子供の頃と比べて仕事に就いている方の”幸福度”が低い気がするんです。もっと楽しんでもらえる職場環境を、私たちのご提案で少しづつ創っていきたい。だからこそ、単に求人やDXのご提案だけをするのではなく、企業ブランディングも併せて行い、自社では気付けなかった本来持つ魅力を、最大限生かせるよう一緒に考えます。私たちが変わることで企業が変わり、日本が変わると考えています。今の子供が大人になった時の為に、様々な企業様が、小さな一歩でも、当社と一緒に踏み出して頂けることを願っています。