ベンチャー特集

両親が経営者だった影響なのでしょうか、小さいころから独立心が強く、できる限り早い段階で起業することが目標でした。学生時代は様々なアルバイトを経験し、業種ごとの特性を学びました。学校卒業後は、大手ゼネコンで施工管理の仕事をしていましたが、社員でありながら起業することを視野に入れていた為、フリーランスでパーソナルジムのトレーナーをしていました。そして、就職して3年、2019年25歳の時にパーソナルジムを福岡にオープンしました。開業後数か月は順調に売上が推移していましたが、2020年に発生した新型コロナウイルス感染症の影響で売上は激減。オープンに投資した資金や毎月の家賃が重しとなり、コロナ発生から約2か月後にジムを閉鎖することを決意しました。廃業後、私には多額な負債が残りましたが、それと同時に失敗という財産が残りました。この失敗が今の会社、レザイン株式会社の経営に活かされています。

弊社の事業は「人材コーディネート事業」「軽貨物配送事業」「水泳インストラクター事業」「スタジオプログラム事業」大きく分けて4つの事業を行っています。この事業をはじめたきっかけは、福岡から東京に引っ越し、軽貨物配送や人材コーディネート事業の会社に勤めていたという経験もあるのですが、1番はパーソナルジム事業での失敗で学んだ「初期投資はなるべく少なく」「月の販管費はなるべく抑えて」というリスクは可能な限り抑え、持ち前の提案力、行動力で関わるみなさまに貢献できるビジネスだと感じたからです。公共施設・一般企業に対し、人材コーディネート事業を中心とした採用・教育・組織構築および企画運営の分野でみなさまの経営をしっかりサポートいたします。

「人」に焦点を当てた考え方だと思います。私は自分自身の経験から、生きていくうえで大切な事は”過去の自分ではなく、今をより良くしたいという強い気持ち。現状から一歩前に踏み出す信念”であるということを知りました。レザインという言葉は”Re”「再び」と”Sein”「構築する・定義する」という意味のラテン語から来た言葉です。様々な人の価値を作り出し、それを最大限に引き出すための独自の採用方法・マネージメントノウハウを駆使し、それぞれの自己実現を叶える会社として従業員教育に多くの時間を割いています。ですから、弊社で働く従業員はモチベーションも高く、お客様に貢献できる組織であるという自信があります。

先程も話しましたが、私自身がパーソナルジム事業で失敗した経験があり、経済状況や市場環境によるリスクを徹底的に排除したいと考えています。その為に、ビジネスの横展開を積極的に行っていきたいです。ビジネスに百発百中はありません。現在は大きく4つの事業を行っていますが、7期目までに10事業以上の横展開をすることを目標にしています。実現するためには、新事業を任せられる従業員の成長が不可欠です。ですから、採用方法やマネージメントノウハウは現状に満足せず、常にアップグレードすることで、レザインで働くみんなが自己実現をして主役になれる環境づくりを心がけています。
レザインのキーワードは”自己実現”と”ひとり一役全員主役”です。

会社を運営するうえで”ミッション・ビジョン・バリュー”の３つを軸に考えています。レザインのミッションは従業員ひとり一人が輝けるプラットホームを提供することだと考えております。そのために、会社を創業期・成長期・安定期の3つのパートに分け目標を定めています。創業期（3期まで）は売上10億円、成長期（7期まで）は10事業を展開し売上40億、安定期（8期目以降）は関東圏を飛び出し、日本全国展開、そして海外進出にも目を向けたいと考えています。みなさんもご存じの通り、日本のマーケットは現在の政策のままでは縮小・大都市圏に集中していきます。しかし、地方にも会社があり、良いものがあります。需要と供給が満たせば大都市圏への集中は回避され地方にも市場が生まれます。この需給をマッチングできるのは「人」に焦点を当てたビジネスをバリューとしているレザインの使命だと考えています。