エクステリア、外構工事のプロ集団
職人が育つ・集まる魅力づくりを
株式会社佐藤工業(Jnanagarden)代表取締役 佐藤智彦 外構工事、エクステリア工事全般

マイホームの顔となるエクステリアをはじめ、企業や工場、公共施設などの外構工事も請け負う千葉県・市原市の「jnanagarden(ジェイナナガーデン)」。創業から15年が経過し、高い技術力と地域密着企業としての機動力で依頼には事欠かないそうですが、佐藤社長が感じる課題点は「職人のなり手が減りつつある」ということ。10代・20代の若者や、未経験でも業界に愛着を持ってイキイキと活躍してほしいという思いから、職場や現場では若手を育てるための仕掛けづくりをしているそうです。(インタビュアー 山根聖美)

決めていた独立は「親方と同じ26歳」
独立の経緯を教えて下さい
市原市出身。18歳で外構工事会社に就職し、工事の規模や種類を問わずマルチに動ける職人として親方にしっかり育ててもらいました。尊敬する親方が独立したのが26歳と聞き、自分も同じタイミングで、と決めていました。決意通りに独立後、しばらくは一人親方のような形で毎日現場に出ながら準備を進め、2009年に佐藤工業を設立しました。屋号「Jnanagarden」のjnana(ジェイナナ)には“完全者の知恵”という意味があります。まだまだ発展途上の段階である私たちですが、その時できる最高の知恵でお客様のエクステリアを満足のいく仕上がりにすること。そして、完全者と言えるその日まで、成長をし続けていこうという想いを込めて名付けました。社員は約30名(2025年2月現在)、30〜40代のスタッフを中心に切磋琢磨しています。

住宅や公共施設など多様な外構工事に対応
事業内容について教えてください
千葉県内を中心に、外構工事の設計から施工管理まで行っています。新築で家を建てる際の外構工事全般や、ガレージや門、アプローチ、塀、カーポートなど外構改修工事のご依頼も多くいただきます。個人のお客様だけでなく、企業や工場、公共施設などの外構工事、駐車場の舗装や歩道の切り下げ工事なども請け負っています。ご相談があればまずは現地調査を行い、図面作成とお見積もりまでは無料で行います。ここ数年、個人のお客様でも人気が高いのはスタンプコンクリート(コンクリートの表面にスタンプ版で型押しをして、自然石やレンガ、タイルなどの模様を表現する工法)や、人工芝などですね。オフィスは明るい空間で、キッズスペースも設けていますので、お打ち合わせにご家族でお越しいただくのも大歓迎です。

匠の技が光る「専門工」スタイル
御社の強みはなんでしょうか
当社では、石貼りやタイル貼り、左官、土間打ち、金物、植栽など、それぞれの職人が「専門工」として工事内容ごとに施工しています。施工会社によっては、一人の職人がほとんどの工事を行う「多能工」スタイルをとっていることもあるのですが、職人ごとに特化した内容に専念してもらうことで、見た目や耐久性など様々な面でレベルの高い仕上がりが実現します。たとえば、基礎工事や外構の見えない部分など、実は見た目に難があってもお客様には分かりにくい部分ってあるんですよ。ですが、当社では「見えない部分もすごく丁寧にやってくれた」という声がたくさん届いています。その道で生きてきた誇りを持った職人たちが、とても良い仕事をしてくれていると思っています。

現場はきれいに、スピーディーに!
仕事をするうえで大切にしていることはなんでしょうか
打ち合わせ段階では細かいヒヤリングを行い、工事によって防犯性を上げたいのか、デザインを重視したいのか…など、お客様が何を一番重視しているかをチェックしています。お見積りも「一式」など曖昧な表現は使わず、細かい工事内容まで明記し、ご納得いただけるようにしています。いざ工事が始まったら、大事になるのは「機動力」。工事は工期ありきの仕事です。大きな現場もスピーディーに、かつ絶対に品質は落とさないこと。加えて「いつも現場はきれいに」。これらは当たり前のこととして心がけていますし、現場スタッフにも徹底してもらっています。また、工事に関する条例などの決まりごとは、街によって異なる場合もあります。たとえば、ブロック塀は3段までとか、目隠しフェンスはNGとか。地元で起業して15年ほど。信用が第一ですから、こうしたルールも必ず事前に調べ、法令遵守を徹底しています。

職人を育てる働きやすい環境づくり
業界の現状と、それに対する取り組みについて教えてください
職人の数が減少しています。長く活躍してくれたベテランが年齢の問題で引退しつつあり、一方で職人を目指す若者が増えない現状です。業界でみれば当社の平均年齢は若い方だと思いますが、もっと多くの職人が集まってほしいと強く感じており、そのための魅力づくりも意識しています。昔は、建築・土木といえば親方の仕事を「見て学べ」という習わしがありましたが、いまでは当社でも「丁寧に、ちゃんと教える」体制になっています。社風はやわらかく、上下関係もさっぱりしたものです。また、身体が資本の仕事ですから、オフィスの冷蔵庫ではジュースなどの飲料を飲み放題にしており、夏場はとくに人気です。現場を1人で任せても大丈夫と判断できたら、専用のトラックを支給しています。早い人だと3年くらいで自分のトラックで通勤し、現場に行くようになります。私のように独立したいと言ったら、業界のためにも応援します。本心では手塩にかけた若手職人を手放したくはないですけどね(笑)。

仲間を増やし、目指すは年商10億
今後のビジョン、目指す姿を教えてください
2年以内に年商10億円まで上げることです。おかげさまで仕事の依頼は多数舞い込んでおりますので、決して不可能ではないと思っていますが、それを達成するには職人のなり手が1人でも多く集まってほしい現状です。経験者の方は10人以上集まっても即戦力として活躍いただけると思いますし、未経験の方もしっかり育てますのでぜひ興味があればjnanagardenの仲間になっていたただきたいですね。若手離れがすすんでいると言われる業界ではありますが、当社は20代の方も離職率が低く、スタッフ同士も仲が良いので居心地は良いと自負しています。ウェブサイトやInstagramを使っての情報発信もしているので、雰囲気をつかんでいただき、意欲のある方はぜひご連絡いただきたいです。
PROFILE

株式会社佐藤工業(Jnanagarden)代表取締役 佐藤智彦
1981年 市原市生まれ。
高校卒業後、外構工事会社に就職。
2007年に独立、2009年に株式会社佐藤工業を設立。
現在も職人として毎日現場に出ており、全ての現場の指揮官として活動している。
商号 | 株式会社 佐藤工業 |
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設立(創業) | 平成21年9月11日 |
所在地 | 【本社】 【市原建材資材センター】 |
資本金 | 5,000,000円 |
事業内容 | ・外構工事、エクステリア工事全般 |
施工エリア | 千葉県全域(その他地域はお問い合わせください。) |
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