通常インタビュー

ITイノベーションをすべての企業、 すべての人へ!

合同会社ドット

CEO&CTO 鈴木 高弘

システム開発・運営・販売

合同会社ドット CEO&CTO 鈴木 高弘

SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)「渋谷から世界へ問いかける、可能性の交差点」をコンセプトに、多様な人々が交差・交流し、社会価値につながる種を生み出すことを目指した会員制の共創施設。そこへ長身の鈴木さんが現れた。何とも自由な空間、可能性の塊に鎮座する重鎮!キューズの若者たちはスタートアップ時に鈴木さんと出会えるなんて幸運。株式会社豆蔵ホールディングス創業者でIT業界のスペシャリスト。デスク前のお写真をくださいとお願いをしたら自撮りを送ってくれた穏やかな印象の鈴木さんですが、その頭脳は解析不能でした(笑)。(ライター 斉藤 リカ)

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ウルトラ警備隊からテクノロジーの世界へ!

━ 起業までの経緯を教えてください

小学校の時にウルトラ警備隊やアニメの「バビル二世」などにコンピューターが当たり前に使われていることで興味を持ちました。中学に入ってIT雑誌を読みながら独学でプログラミングを習得。誰かに習ったというよりは自然と書けるようになったという感じですね。大学では電子工学を専攻、プログラミングのアルバイトもしていました。卒業後は第二次AIブームで中核的な役割をしていた外資系ベンチャー企業の日本法人に就職しました。残念ながらその会社はすぐになくなってしまったのですが、英語ができ最先端のITに触れていたという実績から、指名で開発の仕事をいただくことが続きました。製造業においては設計・生産計画のソフト開発。金融系では開発費用に1億円近くかかる金融工学や投資・日経225の先物や株価の情報などを組み込んだシステムを作りました。しかもそのシステムが運用後に毎月1億円の利益をあげられたもので「伝説のプログラマー」なんて呼ばれることも増えましたね(笑)。飲食業では某有名ハンバーガー店の基幹システム(全国の支店の販売・雇用・受発注管理等)の再構築も請け負いました。1999年以降、いくつものソフト・システム開発の会社を作って奔走してきましたが、今年60才という節目を迎え、人生100年時代にもっともっと、長ければあと20年くらいはITに携わりたい、という思いから定年制度のない「合同会社ドット」を作りました。業界はこれから10年~20年ぐらいは非常に面白い時代に突入します。ITにより人々の暮らしがさらにより良く変わる時代です。

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最先端技術を生かしたITシステム

━ 事業内容を教えてください。

ITシステムの開発を行っています。現在は、印刷会社や出版社の新規事業のためのシステム開発がメインです。どちらもデジタル化への対応が待ったなしの業界ですが、新しいアイディアがどんどん出ていて成果も出始めています。プロのカメラマンが撮ったスター選手などの写真を、自分の好きなように フォトブックとして保存できるアプリを開発しましたが、こちらは大変好評です。DX(デジタルトランスフォーメーション)系の新規事業ですね。新しいビジネスに貢献できるのは大きな喜びです。ITは新しい技術ですが、実はその使い方をお客様は理解していないことが多いです。顧客の事業目的や、現場で働く人の日々の業務、顧客ニーズを汲み取り、そこで必要とされるITシステムを設計して、実装するのが弊社の役割です。

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強みはずばり、私がいること

━ 御社の強みや特徴を教えてください。

ドットの強みの一つは、まずは私自身の設計力に他なりません。40年以上さまざまな業種(金融・建設・製造業・飲食業など)のシステム開発に携わり豊富な経験と知識があります。もう一つの強みは、優秀な開発チームです。ベトナムの5年制大学、ハノイ工科大学を卒業した技術者達を中心にチームを作っています。高機能、高品質なシステムを安く早く実装でき、英語が堪能で最新テクノロジーへの習得欲が旺盛なこのチームは私の宝物です。その精鋭たちはプロダクトをやりながらソフトエンジニアリングの英才教育を私から受けています。これからより様々な企業とプロダクト開発を進めていきますが、このメンバーであれば同業他社のどこよりも良いものが作れるという自負があります。ただやはり、1番の強みは私自身であるということは譲れませんがね(笑)。

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共に信じ、共に成長する

━ 社長が大事にしていること・言葉はなんですか?

システムを開発するのは人ですから、人材の育成を大切にしています。人材育成で重要なことは、その人のペースでともに成長を望み、能力を信じて、忍耐強く課題に取り組んでいくことです。要はできるようになるまで共に頑張れば良いわけですけど、毎日継続的に頑張るのは簡単なことではありません。私は聖書の中の一説「すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてを耐える」を座右の銘にしています。宣教師パウロがコリント人へ書いた書簡の一節です(コリント人への第一の手紙 13:4-8 )。私は英語を宣教師から習い、聖書も読みましたが、私自身に忍耐力がないため、この一説はとても重要な教訓だと思っています。私もここまで多くの方に育ててもらったので、若手に技術を伝承し、育てていかなくてはなりません。生まれもっての才能ややる気も重要ですが、成長するには教育する側の質も重要です。これから発展していくASEAN(東南アジア諸国連合)諸国の方々に、私が学んで来たシステム設計技術を余すことなく伝えていきたいと思っています。

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アイデアが集う渋谷QWSから新規事業を

━ 今後のビジョンを教えてください。

より多くの業種・業務のシステム開発をしたいですね。中小企業や自治体など、まだDXが未発達の業界は数多くあります。渋谷QWSで活動しているのもこのためで、ベンチャー企業を育成するこの施設には、大学や地方自治体も入っています。当然、新規事業をしたいと考える人も多く、ここでは常に多様なビジネスアイディアが飛び交っています。起業家が考えるビジネスに対し、ITではこんなアプローチができるよ、とアドバイスをすることもありますし、その仕組みを提供することもできます。ドットの設立からまだ数ヶ月ですが、無数の可能性を感じますね。ドットにとって渋谷QWSは重要な営業拠点です。どのような業種・業態でも、気軽に相談していただければ、様々な事例を紹介しながらぴったりのオーダーメイドのシステムを提案できると思います。また今後は自社サービスとして、マーケティングや教育分野のコンテンツ管理システム提供する予定です。最先端のITがわかる人は意外と少ないので、弊社の強みを存分に生かしたITシステムを提供していきます。

PROFILE

合同会社ドット CEO&CTO 鈴木 高弘

合同会社ドットCEO&CTO 鈴木 高弘

◆東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号

渋谷スクランブルスクエア(東棟)15階

SHIBUYA QWS(渋谷キューズ)内

◆事業内容:ITシステム開発・次世代型Webアプリの開発・

ソフトウェア・エンジニアリングを実践する会社

info@dot-app.jp

◆HP dot-app.jp

2022年2月設立

2022年7月31日 公開

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