インタビュー記事

お客様の髪と人生に寄り添って
一生美容師!

HAIR クルールクレール

代表 山本真由美

美容師

HAIR クルールクレール 代表 山本真由美

「人生って大なり小なりみんな悩みがあって、みんな寂しいじゃない。美容師は仕事関係でもなく、親戚でもなく、でも月に一度身を委ねる、とても良い距離の関係なのよ」と話す山本先生。小さい頃から苦労をされたせいか、その包容力にお客様が悩みを話してしまう気持ち、わかります!そして金の糸、素肌の若々しさがすごいです。(インタビュアー:中嶋みさ)

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化粧品業界から美容師へ

━ 起業までの経緯を教えてください

5歳の時に車ごと崖から落ちる事故に遭い、目の脇に縦に10cmにもなる大きな傷を負いました。今でこそ月日もたち薄くなりましたが、当時はかなり深い切り傷でしたし、顔の目立つところにあったために、小さい頃からからかわれたりいじめられたり、大変なコンプレックスになっていました。そのために、子供の頃から、どうやったら傷が目立たなくなるか、どんな髪型にしたら傷が隠れるか、一生懸命にその方法を探していました。思春期になってくると聖子ちゃんカットなど流行の髪型を真似するようになり、工夫も傷を隠すだけではなく、可愛く見せたい、モテたい!と変化して、楽しくなってきたんです。高校生ともなるとメイクも研究するようになり、文化祭の時などに友達にメイクをしてあげると、誰よりも上手くできて、ステージメイクのようなものまでできるので、友達からメイクを頼まれるようになっていました。将来は美容師になりたいという思いはあったのですが、美容学校に行くお金もなく、早く家を出たいという家庭事情もあり、大手化粧品会社の美容部員に就職し上京しました。北海道の別海町という小さな町で育ったのですが、6才の時に母が27歳の若さで急性肺炎で亡くなり、そのあと父は義母と再婚。妹と義理の母の連れ子もいる環境で、当時は家庭環境も辛かったんですね。東京には親戚もなく心細い思いはありましたが、一流企業勤務で寮もあるとのことで決断しました。その後7年ほど勤めたのち、結婚を機に退職し、美容師だった元夫の勧めもあり、美容師免許を取りました。1999年に経堂で「HAIR Couleur Claire(クレールクレール)」を出店し、現在23年目です。

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美容室経営、ヘアメイク講師

━ 事業内容を教えてください

この美容室の経営がメインですが、最近では「金の糸」医療美容提携店に認定されました。これは直径0.1ミリという髪の毛ほどの太さの純金の糸を肌の真皮層に入れる美容術です。私は自分が身をもって体験したことしかお客様にはオススメしていないんですが、実は私、昨年2020年の6月に顔と首に「金の糸」を入れたんです。(写真は左:施術前、右:半年後。ノーメイクの山本代表)これは金の糸が直接美しくするのではなく、異物を追い出そうとする作用と細胞を増やそうとする作用が働き、肌本来の働きが活発になることで、ターンオーバー(新陳代謝)がどんどん早くなり、何年もかけて肌が若返っていくものなんです。ですから、確かに医療ではあるのですが「造作を変える」タイプの美容整形ではなく、肌を若返らせるアンチエイジングなんです。1年経って、施術したばかりの時にも増して効果を感じています。もちろん、うちでは施術はできないのですが、いきなり美容クリニックに行くのってハードルが高いと感じてる方は多いんですよね。そこで、医療美容提携店であるうちのサロンで私の体験や詳しい説明を聞いて、それからクリニックをご紹介しているんです。綺麗になりたい、若返りたいというお客様のお手伝いができたらいいなと思っています。他にも不定期ですが美容学校でヘアメイクの講師もやっています。化粧品会社に勤めていた経験のある美容師ってなかなかいないんです。自分の持っている美容の知識が後進の育成に役立つのであれば、と引き受けました。

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ヘナスペシャリストとしてのこだわり

━ 御社の強みはなんでしょうか

10年ほど前から力を入れているヘナカラーですね。NPO法人日本ヘナ協会プロフェショナルの資格も持っており、天然100%ヘナを始めヴィーガン認証パーマなど優しい素材を使用しています。実際に、HPやブログをみて遠方から来る方も多いですし、うちでしかカラーができないと言ってくださる方もたくさんいます。ヘナとはインドのアーユルヴェーダに使われる植物の粉(=写真)で殺菌作用もあり昔から薬として使われてきました。化学的なものを使わず、100%植物素材で染められるので、頭皮にも髪にも負担がかからないだけでなく、トリートメント効果がありますから艶もボリュームも出るんです。40歳をすぎたあたりから、年齢とともに肌も弱くなり、若い頃はなんともなかった科学的な染料が負担になって頭皮がしみたり、髪が薄くなってしまう方って結構多いんです。それでも白髪が気になる年齢ですから、頭皮も髪もボロボロになりながり毎月白髪染めがやめられず、自分に自信がなくなってしまって辛い思いをしている方が、ヘナカラーに変えて髪が綺麗になり、気持ちまでも明るくなったという例もあります。ヘナカラーは材料が高く、とても手間も時間もかかりコストが悪い、植物性の独特な匂いがある、自然の色なので色が選べないなどの難点があるので、普通の美容室では嫌がるんですね。またヘナカラーに染料を混ぜて扱いやすくしているものも多く、ほかのお店でヘナカラーをやったら頭皮にしみて痛みが出てしまいダメだったというお客様もいます。また、一口にヘナと言ってもメーカーや製造過程によって、不純物が入っていいたり、微生物が混入してしまったりと、さまざまなものがあるんですが、うちではグレードにもこだわって、何百種類とある様ヘナの中から様々なものを試して厳選したものを使っています。

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お客様の「キレイ」に誠実に向き合う

━ 仕事をする上で大切にしていることはなんでしょうか

当たり前のことですが、お客様には誠実に向き合う、ということでしょうか。新規で来店するお客様は髪に悩みを抱え、いろんなブログやHPをみてウチを探し当てて来てくださる方が殆どです。なので、私はブログには絶対に嘘は書きませんし、顔も出して責任を持ってお客様に対応をしています。お客様に誠実に向き合うということは、最大限にお客様が綺麗になるための技術の提供をすることですから、最良のものを使います。ヘナに使う水にしても、ヘナの定着が良くなるように分子の細かい水を使う、匂いの軽減など細かいところにもこだわります。幼い頃の顔の傷という経験があったからこそ、傷を隠すだけでなく、傷に目がいかないようなヘアスタイルをすれば目立たなくなるんだ、とわかりました。コンプレックスを目立たなくすれば、気持ちも明るくなるんです。頭を触られるって心を許していないとできないんです。お客様が安心して頭や髪を触らせて、心に溜まったものを喋って吐き出して、髪も心も綺麗になって、また頑張ろうって前を向いてくださるようなサロンでありたいと思っています。

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23年間育てていただいたご恩返し

━ 今後のビジョンを教えてください

自分の人生は辛いことをきっかけに運命を切り開いて来たと思っています。幼い頃の傷があって美容に目覚め、継母との厳しい関係があったから家を出て東京に就職ができました。最近では子供を連れての離婚を経験しボロボロになって、ヘナや植物素材のパワーに出会えました。いろいろな経験を経て、周りの方々に助けられて、今の自分がいるんです。この経堂の街でサロンをオープンして23年間、サロンも、私自身も、子供達も、この経堂の街に育てていただきました。これからは恩返しの人生です。実際に、ご高齢で美容室まで来れなくなってしまったお客様のために、訪問美容もやっています。サロンオープン前に私自身がご自宅に伺ってカットして差し上げると本当に喜んでくださるんです。お客様の髪に寄り添い、人生に寄り添い、お客様と一緒に綺麗に楽しく年を重ねていきたいですね。私は「一生美容師」と思っています。

PROFILE

HAIR クルールクレール 代表 山本真由美

HAIR クルールクレール代表 山本真由美




北海道生まれ。

某化粧品会社に7年在籍後、美容師となる。

1999年世田谷区経堂にHAIR Couleur Claireをオープン。

NPO法人日本ヘナ協会プロフェショナルの資格を取得。

天然100%ヘナを始めヴィーガン認証パーマなど優しい素材でお客様の毎日が楽しくなるヘアスタイルを提案しています。



 

【HAIR クルールクレール】

〒156-0051
東京都世田谷区宮坂3-20-2

HP  http://www.couleurclaire.com

TEL 03-3706-4380

 

2021年9月27日 公開

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