「くらしを、フラットに」エネルギー資源を通して、どんな人でも豊かに暮らす世の中を創る!
フラットエナジー株式会社
代表取締役社長 後藤 大輔
電力小売事業
2016年4月から始まった「電力自由化」。電気の契約先を自由に選べるようになりましたが、実際に電力会社を変えた人は20%くらいだとか…。今年から新規参入した「ふらっとでんき」!さて、サービスの違いは?社長はどんな重鎮?と思ったら、笑顔いっぱいで出迎えてくれた後藤社長は33歳!エネルギーという視点から、私たちの暮らしを豊かにする取り組みを行っています。(ライター 斉藤 リカ)
つかった分だけ払えばいい 基本料金0円の新電力サービス!
一般家庭および中事業者向けの電力小売り事業「ふらっとでんき」を提供しています。エネルギーという視点から、暮らしを豊かにする取り組み、我々の事業はこれ一本ですね。電力事業全体で、一番わかりづらいのは料金なんです。「ふらっとでんき」ではシンプルで利用者にわかりやすい料金設定にしました。初期費用・基本料金0円が特徴的な新電力サービスです。ひとり暮らしからファミリーまで幅広く利用できる「くらしふらっと」や、オフィス・飲食店などを経営している人向けの「ビジネスふらっと」プランでは、実際に使った電気料金しかかかりません。夏休みなどで実家に帰省していたり、店を閉めていた場合、従来の電力サービスだと基本料金や最低利用料金がかかりますが「ふらっとでんき」ではそういう場合はゼロ円です。そこが利用する方にとってはわかりやすいと思います。HPで料金シュミレーションができますのでぜひ一度やってみてください。
常識に捕らわれない事業展開
エネルギー業界に知見があるわけでも何か特別な技術があるわけでもなく新電力サービスに新規参入をした新参者だからこその常識に捕らわれない事業のやり方ができていると思っています。情報格差や経済格差、技術格差など世の中にはたくさんの格差があります。でもそれって公平性がないよね?世の中をフラットにしていこうよ!という理念がグループ会社にあります。例えば、基本料金0円で電気を1円も使われなかったら、会社としては原価がかかっているので赤字になってしまいます。でも、そもそも基本料金って4人家族と単身の人が一緒ってフラットじゃないよね?公平感がないよね?という考えですね。こうした理念を、そのままサービスや事業へ反映させていけてるのが強みだと思います。お客様のメリットを明確に提示することが大事だと考えています。
お客様にはシンプルに伝えること
うちの考え方は「人密着型」です。人の力を最大限に発揮できる、人にしかできないことを追求する、というのがベースになってます。サービスを作るうえで「フラットエナジー」にしかできない事業的な強みは、インフラ×テクノロジー(科学技術)だと思っています。インフラ事業の領域で、テクノロジーをフラットな形に変えていく。既存の形にこだわらず、変革を恐れない精神が必要だと考えています。またお客様に伝える時には「これが無くなったら安くなるよね」といったメリットをシンプルでわかりやすく伝えるようにしています。
暮らしに関わる事業を拡大し、固定費の削減・安心に繋げていきたい
新電力のサービスはうちのグループにとってはきっかけでしかありません。「人密着型企業」であり続けるという理念のもと、十人十色、多様性を含め大事にしていきたいです。社会をよりよくするという志を持ち続け、社会の発展にも貢献していきつつ、暮らしの中での固定費の削減によって、お客様ひとりひとりにとっても、今の暮らしが良くなることを事業としてサポートしていきたい。社会課題の解決と経済活動を結びつけることを、暮らしの領域でできるように成長させていくのが目標です。それをまずは「ふらっとでんき」から…これから別の方法も模索し、どれだけ世の中にインパクトを与えられるかが、今後の課題です。暮らしに関わる事業、電気・ガス・インターネット等への事業も拡大し、固定費の削減、安心に繋げたい。コストを下げて生活の質を上げていく。普段の暮らしが「リッチになるよね」というちょっとした贅沢ができたらいいんじゃないかなと思います。人力はもとより、そこにテクノロジー(技術)があれば、もっと簡素化されてお客様にも還元できるのではないかと考えてます。
PROFILE
フラットエナジー株式会社代表取締役社長 後藤 大輔
◆ 〒160-0022
◆ お問い合わせ:0120-176-754
◆ 事業内容:小売電気事業・その他各種インフラ事業
HP:flat-energy.jp
2017年1月設立
2021年9月15日 公開
社会が抱える課題を解決に導くビジネスを
福祉専門の大学に通っていた2年生の時に様々な挫折がありました。このまま福祉系の企業に就職をしても、経済的に安定するほどの稼ぎにはならないのではないか?などと考えるようになり、それなら自分が起業して社長になり、業界自体を変えたり、安定が欲しい人達の助けになるような立場になれないかと考え、大学は2年で中退、人材派遣のベンチャーに就職しました。その後一社を経て2011年3月に知人・先輩達5人と共に、オフィス周りのトータルソリューションを行う会社「株式会社C-mind」を起ち上げました。C-mindの主力事業は定額制レンタルプリンターサービス「スリホ」などで、BtoB(企業×企業)取引を中心に、オフィス周りのほか、インフラ事業も手掛けました。インフラ事業であれば、BtoC(一般消費者)にも広げられるだろうということで、「フラットエナジー株式会社」を社内ベンチャーとして立ち上げました。社会課題の多い分野で、課題を解決する取り組みはビジネスに直結するだろうと考え、創業事業を電力の小売り事業にしました。会社としての創業は2017年ですが事業内容を見直し、今年2021年6月に生まれ変わりました。