通常インタビュー

父親から受け継いだ技術や想いを
若い世代につなげていきたい

有限会社ファンウェーブ

代表取締役 染川 修一

内装仕上げ業建設業

有限会社ファンウェーブ 代表取締役 染川 修一

家業を継ぎ、お父様から受け継いだ技術と想いを若い世代に継承していく。
やさしいお人柄で、職人の鏡とも思える素晴らしい考えをお持ちの染川社長。
内装仕上げ業を頼むならオススメの企業です。
(インタビュアー:三上)

有限会社ファンウェーブ

父の偉大さを痛感した独立

━ 独立するまでのご経歴を教えて下さい。

元々実家が今の仕事だったので、高校卒業後、父親が経営する内装仕上げ業の会社に、7年間就職していました。内装仕上げ業とは、壁面や天井に壁紙(クロス)を貼ったり、床にタイルカーペットを敷いたり、カーテンやブラインドなどを設置する仕事です。

父親の元で働いているうちに一通り仕事が出来るようになり、自分で独立してやってみたいと思い、内装仕上げの職人として個人事業主になりました。

独立したはいいけど、最初は仕事をどう受注していいのかわからず、新聞に掲載された三行広告をみてリフォーム業や内装業の会社に飛び込み営業をしていました。この時、お客様からの紹介やリピート受注で仕事が絶えない父親の偉大さを実感しました。

そして、従業員が働きやすい環境を整え、お客様からも信頼される会社経営をすることの大切さを学びました。

有限会社ファンウェーブ

苦労を乗り越え、強みを活かす

━ 御社の強みは何ですか?

通常、内装仕上げ業は、「クロス(壁紙)職人」「床職人」「タイル職人」など、それぞれの職人が分業するのですが、当社では、すべての施工を経験豊富でマルチな職人が1人でこなします。元請け先様からすれば1社に発注すれば良いので効率的です。

また、平成15年4月に父親の会社と合併して現在の会社である有限会社ファンウェーブを設立。この業界では珍しく、会社として5人の職人を抱えており、大きな現場などチームワークが必要な依頼でも1社でこなせる強みもできました。

有限会社ファンウェーブ

まずは聞く耳を持つ事!目の前の仕事を最高品質で仕上げる

━ 会社を経営する上で気をつけている事は何ですか?

やはり、一つひとつの仕事を真面目に丁寧に行うことですね。私たちの仕事は誰がやっても仕上がりが同じというわけではありません。ですから、現場や職人によって仕事のムラがなるべく起きないように、目の前の仕事に集中して、その時に出来る最高品質を目指して作業をしています。そして、従業員全員が同じ気持ちで仕事をしてくれるように、報告・連絡・相談、いわゆる報連相(ほうれんそう)をしっかり行い、技術やお客様と接する態度などの教育面でもしっかり指導することを心掛けています。

また、どんなに難しい内容の依頼が来ても簡単に断るのではなく、「どうやったらお客様の要望に応えられるか?」をしっかり考えたうえで返事をするようにしています。

それと、従業員みんなで定期的に飲み会をしたりしてストレス発散をしていますね(笑)!おかげさまで、今では父親の会社と同じように、紹介やリピートのお客様で仕事が安定して受注できるようになりました。

有限会社ファンウェーブ

世代が変わっても伝えたい技術と想いは変わらず

━ 最後に今後のビジョンなどがあれば教えて下さい。

売上や従業員を大幅に増やしていくような拡大戦略は考えていません。今までと同じく少数精鋭で、品質の高いサービスをお客様に提供していきたと考えています。

当社も設立30年を迎え、平均年齢もだいぶ上がってきました。一番若い社員で32歳です。今後は若い世代の人達に、この仕事のやりがいや面白さを伝えられるように、定期的に求人募集を行い、働きやすい環境を整えていきたいと思います。

そして、私が父親から受け継いだ内装仕上げ業としての技術や想いを若い世代に継承していきたいですね。

PROFILE

有限会社ファンウェーブ代表取締役 染川 修一

高校卒業後、家業(内装仕上げ)に従事。
その後、内装仕上げ業の職人として、25歳の時に個人事業主として独立。
27歳の時に父親の会社と合併し、平成15年4月に有限会社ファンウェーブを設立。

サイトURL
http://www.fun-wave.co.jp/company/

2018年7月17日 公開

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