手間暇かけた料理と心づかいで顧客満足度を高める飲食店
呑ませ屋 しん太
代表 森山慎太
毎朝仕入れにご自身で行かれ、“美味しかったよ”と言って頂けることが喜びだと語る森山さん。妥協しない素材管理と心づかいで、地域に根付いた素晴らしい経営をされていらっしゃいます。
(インタビュアー:髙木)
お客様視点に立ち、素材に拘る料理を
心がけている事と習慣にはなりますが、毎日朝から市場や八百屋に自分で仕入れをしに行くようにしています。
理由は毎朝自分の目で直接鮮度を確認するので、新鮮で旬を感じる季節野菜、魚など良い料理を提供することに繋がるからです。
宅配して貰っても良いのですが、やはり自分で毎朝行く方が失敗やロスも無いので安心ですから。
因みに平日は20種類以上の商品を1,000円で食べ放題可能なランチバイキングを実施しています。デザート付きですし、いろいろな種類を少しづつ食べられるとお客様はとても満足して頂けるでしょうから。
このランチバイキングは広告費の代わりになります。広告費をいくら沢山かけても費用対効果を見るよりも、お客様側の視点で考えたPR方法の方が良いと考えたからです。
看板をたまたま見て来店された方がコストパフォーマンスの良いランチが食べられた!と喜んで頂ければ、夜にまた来てみようとリピーターになってくれるでしょうから。
私は口コミしたくなるお店づくりを目指していますから、SNSも定期的に更新していますし、お客様からのご要望にも耳を傾けていける経営をします。
ライブ感がある独自の世界感を創りたい
店舗の内装は独自のものに今後は出来れば変えたいですね。
例えばコの字カウンターにし、真ん中に自分が立って料理をする。ライブ感があり独自の世界感を創れるお店にしたいですね。
ハモ、鴨の解体ショーや、その日に仕入れた魚や野菜を見せながらどう調理して食べたいのか?を聞きながら提供する。
通常メニューはお店のおススメですが、お客様が食べたい料理をその日にある材料から考えて決めるのも面白いですよね。自分が逆の立場ならそうしたいですから。
やはり、お客様の立場に立って満足して頂けるお店を経営し続ける事が大事だと思います。
PROFILE
呑ませ屋 しん太代表 森山慎太
大手広告会社で働き脱サラ。
2006年独立、開業
03-5396-1866
東京都豊島区南池袋2-4-1 アミスビル1F
サイトURL
https://tabelog.com/tokyo/
2018年7月3日 公開
地元に根付いたお店、異業種からの独立
学生の頃から母の実家が割烹料理屋の為、アルバイトをしていました。
その後大手広告会社でサラリーマンをしながら、将来は飲食で独立したいと思っていた為、
ありとあらゆるジャンルの料理、有名店の料理を勉強も兼ねて食べ歩いていました。
池袋で生まれ育ち、店舗を出すなら地元が良いと思いこの場所に出店しました。
独立し、今年13年目になりますが地域に根付いたお店を経営したいので、この1店舗だけ今は経営しています。
やはり、“美味しかったよ”と言って頂けることが喜びですから、こだわりを持っています。
冷凍を温めた簡単な料理では無く、手作りできちんと手間暇かけた料理を堪能して頂けるようにしたいですから。