通常インタビュー

オーガニック野菜とお肉の隠れ家エスニック
Vege Holic (ベジホリック)

株式会社MK L abo

代表取締役 松尾 雄紀

飲食業

株式会社MK L abo 代表取締役 松尾 雄紀

「料理の鉄人」に憧れて料理人を目指した松尾さん。型にはまらない、努力家、目指すは高み!と穏やかな口調でも経験値は一流。お客様の要望にはどんなことにも応えるという心意気には男気を感じる。(インタビュアー 斉藤 リカ)

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料理の鉄人に出たい!夢は諦めてません。

━ 起業までの経緯を教えてください

小学校4年生の時に「料理の鉄人」に出ていた陳建一さんに憧れて中華料理のコックになりたいと思いました。高校卒業後、陳建一さんが特別講師をしていた料理の専門学校へ行き、調理師免許を取得。しかし調理実習で訪れた中華の名店「東天紅」の味に魅せられ、就職は「東天紅」へ。その後、25才で安定を求めて世界的に有名なテーマパークの中華・アジア系の料理をクリエイトするフード事業部へ転職し、責任者としてメニューを考案したり教育を任されるようになりました。4年間務めたのですが、やはりお客様に料理を提供する側でありたいとエスニック業態の「モンスーンカフェ」へ入店し、総料理長まで。役員まで登りつめたのですが、やはり現場主義は変わらず、独立に至りました。

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コロナ禍ゆえのゴーストキッチン、コンサル!

━ 事業内容について教えてください

メインは飲食店経営です。「Vege Holic」のほかに昨年、恵比寿に2店舗めとなる「チャイニーズビストロ802」をオープンしました。そのほか、メニューコンサルタントとして六本木のカジュアルイタリアン「Noza Caza(ノザカザ)」の顧問契約や、手越祐也さんがスペシャルサポーターに就任して話題となっている「INGプロジェクト2020~お弁当でひとり親家庭の力に~」のお手伝いもしています。これは、新型コロナウイルス感染拡大の影響で生活が苦しくなったひとり親家庭に、メッセージ付きのお弁当を月曜日~土曜日の6日間に渡って毎晩、無償で配達するプロジェクトです。また、実店舗を持たずに調理場だけをシェアしてオンラインデリバリーのみの注文を受け付ける「ゴーストキッチン」のメニューやレシピ提供もしています。店舗を持たないので、資金のない若手が起業しやすいのですがメニューやレシピに行き詰まってしまう。そのコンサルも最近始めました。コロナ禍ゆえの仕事ですね。

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「オーガニック・Eco・食材廃棄ロス」がテーマ!

━ 御社の強みを教えてください

「Vege Holic」の名前の由来にもなっているオーガニックの野菜を使ったヘルシーなエスニック料理です。元々は野菜主体のエスニック料理だったのですが、お肉も食べたいという方の要望にも応えています。とはいえ、動物性食材を一切含まないビーガンメニューやオーガニックメニューのコンセプトはぶらさず、様々な食のこだわりを持つ方に美味しい料理を提供できるレストランです。料理は全て手作りで添加物も一切使っていません。シュガーフリーやグルテンフリーにも対応しています。

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お客様が求めるものを提供します。

━ 仕事をする上で大切にしていることはなんですか

コンサルタント事業は、相手のやりたいことを具現化して形にすることが重要です。コックさんは気難しい人が多いと思われがちですが、上に立つ場合はそれではうまく現場をまとめられません。柔軟に対応して、相手の求めていることを形にすることを自分は心掛けています。レストラン事業では「NO」と言わないことです。このお店でお寿司が食べたいと言われたら作りますし、ラーメンを食べたいと言われたらメニューになくても作ります。モンスーンカフェ時代に外国人の方から寿司を食べたいと言われ、出したこともあります。欧米の方にとっては和食もアジア系のひとつなので、お寿司もパクチーも一緒の感覚なんです。だからこそ、お客様が食べたいと言うものは時間がかかっても作ります。不言実行!をモットーに!

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デリバリーオンリーの一体型店舗!

━ 今後のビジョン・取り組んでいることを教えてください

与えられたことは全てやる!現在、新規事業として、高架下のスペースを使ってデリバリーサービスに特化した店舗に参入したいと思っています。デザート・どらやき・メロンパン・焼き鳥といった軽食など。いま、高架下のスペースはどこも空いています。そこを使い「イートインしないフードコート」みたいな一体型の店舗を作る。ワンオペレーションで多種類の料理を一か所でデリバリーできる、その各店舗の取りまとめをやって欲しいと言われています。まだまだ普通のレストランを作るのはリスクが高いので、気軽に立ち寄れてデリバリーできる店が求められています。ひとり親家庭へ弁当を配布する事業も、店舗にとっては固定収入として入ってきますから、東京23区へ広げていけば、飲食業もこの苦難を乗り切れるのではないでしょうか。

PROFILE

株式会社MK L abo 代表取締役 松尾 雄紀

株式会社MK L abo代表取締役 松尾 雄紀

Vege Holic総料理長。


全ての創作料理を手掛けるFood Creator。


~創作エスニックレストラン~

https://www.vege-holic.com/

2018年3月設立 5月開店

2020年9月2日 公開

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