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インタビュー記事interview

クライアントに感動と驚きを
CG駆使した提案力で業界の枠を越える

株式会社T&C JAPAN

代表取締役 秋葉 逹雄

空間デザイン

株式会社T&C JAPAN 代表取締役 秋葉 逹雄

渋谷のど真ん中のビル。ゆったりとした革張りのソファーに腰掛けるとメニューが渡され、ドリンクをオーダー。隠れ家カフェ?いえ、ここはオフィスです。扉を開けた瞬間からのときめき、心をつかむレイアウト。大胆な空間づくりで顧客満足度の高いビジネス展開をしている秋葉代表の思いは、オフィスにいるだけでも十分に伝わってきました。(インタビュアー 山根聖美)

株式会社T&C JAPAN

異例の経歴から空間デザインの世界へ

━ 起業までの経緯を教えてください

実は空間デザイナーといっても、建築畑の出身ではないんです。20歳から10年以上、エンターテイメント系の接客業に従事していました。接客業は軌道に乗っていたのですが、ある挫折をきっかけに自暴自棄になっていたところ、知人から新宿・歌舞伎町のホストクラブの店舗デザインを依頼されました。やってみたら、接客業の経験から、店舗としてあるべき導線、見せるべきもの隠すべきもの、スタッフを最高に引き立たせるデザインなどが見え「自分は売上に直結することをデザインで表現できる」ことを自覚しました。デザイナーとして生きていくことを意識しながら33歳でバックパッカーへ転身。その後2年半かけて約40ヶ国を巡り、世界のエンターテイメント空間や一流デザインを見て回りました。たとえばトルコのカッパドキアでは、天然の洞窟を削って作られたクラブがありました。洞窟なので音楽の反響音も凄い。 日本では到底出会えないようなものを見て刺激を受けながら、独学でグラフィックの勉強も始めました。帰国後、前出のホストクラブが爆発的な売上をあげたということで、他の系列6店舗も全て任せられました。2012年に起業し、当時は個人事業主として空間デザインをしていましたが、人の繋がりや紹介で仕事がどんどん舞い込むようになり、法人化を決意。世界各国から若手クリエイターを集め、「T&C JAPAN」を2018年に設立しました。

株式会社T&C JAPAN

街のラーメン屋さんから富裕層の別荘まで…大胆なデザイン力で勝負

━ 事業内容をおしえてください

空間デザイナーとしての実績はホストクラブからスタートし、2020年現在は歌舞伎町、六本木、大阪のミナミ、福岡、名古屋などで112軒のデザイン実績があります。それにとどまらず、街の飲食店、オフィス空間や、企業オーナーなどエグゼクティブが所有する別荘、船舶などのデザインへと広がっています。単なる内装だけではなく、どんな方が、どのような状況でこの空間を利用するのかを踏まえ、調度品やインフラ整備を含めトータルで空間をプロデュースしています。海外での案件も増えてきました。現在、ベトナム・ダナンの「ミーケビーチ」のビーチロードデザインが進行中です。ここでは店舗の外壁にアートを施すウォールアートを大胆に施し、日系企業の誘致も進め、昼だけでなくナイトビーチとしても賑わうような仕掛けを考えています。

株式会社T&C JAPAN

視覚を刺激、CGという“飛び道具”を使ったプロモーション

━ 御社の強みや特徴を教えてください

新しい建物や内装を作ろうという時、大量で複雑な設計図や見積書を見せられてもお客様は理解しきれないことが多いです。弊社では、図面ではなくCGを使い、視覚でデザインを提案することができるというのが最大の強みです。建物内部だけでなく、外側のロケーションや道路幅まで緻密に再現し、そこから扉を開けた時のインパクトや細部へのこだわりまで、クライアント目線で表現します。デザインを通じて、クライアントと施工会社との通訳のような立場であるとも言えます。スタッフの中にはCGだけでなくドローン操縦のプロフェッショナルもおり、ドローン映像とCGを組み合わせるなど、映像としてもかなり完成度の高いものを制作していますので、その映像はそのままプレゼン資料やIR資料にも使っていただくケースもあります。

株式会社T&C JAPAN

既成概念を打ち破る感動をクリエイトする

━ 代表が仕事をする上で大切にしていることはなんですか?

「感動創造」を信念にしています。接客業の経験から、お客様に最上の時間を提供するということを追求し、自分なりの人心掌握術が構築されていったように思います。お客様の目線や立場を察知したうえで、求められている以上の感動を作り出したい。起業したのが40歳ですから、他の建築家の方々と同じ内容を勉強するよりも、自分で培ったキャリアと経験で繁盛店を作りたい、自分の感性で業界の枠を超えたいと思いました。目線が建築ではなく、エンターテイナーなんです。また、クライアントとの空気感や、関係性も常に意識しています。このお客様は自分たちを信頼してくれているか?コミュニケーションを絶やすことなく、相手の望む痒いところに手が届く対応力には絶対の自信があります。

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2020年、大胆構想はアジアへ拡がる

━ 今後のビジョンを教えてください

海外、とくにアジアでの進出を加速させていきます。2020年4月にシンガポールに新会社「T&C GLOBAL」を立ち上げます。そこでは、空間デザイン事業だけではなく飲食店のプロデュースも行います。まずはベトナムにうどん屋さんを6月にオープン予定。さらにアジアでの人脈からマレーシアの商業施設におけるリーシングからデザインなど総合プロデュースのプロジェクトも進んでいます。もともとのビジネスパートナーである西麻布のモダンスパニッシュ人気店「the ringo」のシンガポール店をここに出店させ、我々の新会社が運営していく予定です。日本での事業に合わせ、シンガポールをハブに、アジア全体で仕事をするための体制が2020年から本格的に動き出します。

PROFILE

株式会社T&C JAPAN 代表取締役 秋葉 逹雄
株式会社T&C JAPAN代表取締役 秋葉 逹雄

東京都出身。エンターテイメント系店舗で接客業に従事したあと、単身、世界を巡る旅に出る。偉大な建築家の作品群に触れた経験を経て、空間デザイナーとしてデビュー。豊かな色彩感覚や大胆なレイアウトといった表現が高く評価され、米国紙「ニューヨーク・タイムズ」の"Next era leaders 2018"に選ばれるなど、世界的に脚光を浴びる。2018年2月、世界各国の若手クリエイターを集結させた株式会社T&C JAPANを設立し、代表取締役に就任。

www.tandc.tokyo

2020年3月27日 公開

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