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インタビュー記事interview

フィリピンの魅力を伝え
日本との相互交流・ビジネスの架け橋に

一般社団法人 フィリピンエキスポ実行委員会

委員長 鈴木 信行

イベント運営

一般社団法人 フィリピンエキスポ実行委員会 委員長 鈴木 信行

日頃は葛飾区議会議員として街を後押ししながら、世界にも視野を広げてエキスポを企画。地域も世界も同じく、その根底にある思いは「みんなが安全に楽しく暮らしてほしい」という気持ち。優しくもハッキリとした語り口、そしてあたたかな眼差しからもしっかり感じ取れました。(インタビュアー 山根 聖美)

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ASEAN諸国をテーマにしたイベントから派生し、フィリピンに特化

━ 設立までの経緯を教えてください

ASEAN諸国と日本、そして台湾を含めた国々の連携や文化的交流を目的とした「海洋アジアの絆フェスタ」という催しを、葛西臨海公園や上野公園などで2015年から季節ごとに行い、これまで20回ほど開催してきた実績があります。そのなかでアジア各国との人脈が広がっていき、とくにフィリピンの方々との関係が深まっていきました。そこで2018年から、上野恩腸公園で同国に特化した「フィリピンエキスポ」を開催しています。海洋の絆フェスタでの実績があったので、イベントのノウハウは充分でした。フィリピン共和国の独立記念日である6月11日前後の週末に3日間開催し、2019年は約6万人が会場に訪れました。

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日本とフィリピンの魅力あふれるブースが多数、トップアーティストのステージも

━ イベント内容を教えてください

会場にはフィリピン農務省、観光省をはじめ60以上ものブースが出展します。フィリピン料理を中心とした飲食ブース、雑貨販売のほか、日本・フィリピン両国の企業ブースも参加しています。大きなステージも設営し、両国の民族舞踊、歌謡、トークショーなどはもちろんですが、フィリピンのトップアーティストを招いてのステージも行い、多くのファンがステージ前に集結しました。2019年からはフィリピン最大手メディアである「ABS-CBN」がイベントパートナーとして正式に参加し、世界各国にいるフィリピン人が視聴するインターネットTVチャンネルを通じてイベントの様子が配信されました。日本の民放テレビ局や英字全国紙なども取材に訪れましたし、年々イベントの認知度は高まっていると実感しています。

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在日フィリピン人だけでなく日本人も楽しめる仕掛け

━ 強み、特徴などについて教えてください

こうした異国をテーマにしたイベントは、その国にゆかりのある人だけが同窓会のように集まって楽しむものになってしまいがちなのが実情です。ですが「フィリピンエキスポ」では、日本人も楽しめ、さらにフィリピンの良さ、美しさが伝わるような仕掛けをしています。たとえば、ステージではフィリピン人アーティストだけでなく日本のアイドルなども出演しますし、フィリピン人が日本語で、日本人がフィリピン語で歌うカラオケ大会、毎回恒例となっているミス&ミセスコンテスト、フィリピンでは国民的な健康増進運動として周知されている「ZUMBA(ズンバ)」を来場者とともに行うなど、祖国を問わず来場者が一体となりとても盛り上がっています。また、日本とフィリピンの企業ブースも年々増えており、ビジネスマッチングも大いに期待できます。

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異文化ゆえの衝突も、イベントの成功イメージで乗り切る

━ 委員長が運営するうえで大切にしていることはなんですか?

イベントを準備していくうえで、正直なところやはり異文化ゆえの衝突は起こります。時間を守ることへの認識の違いや、ゴミ処理など環境に関することなど。困惑することもないではないですが、やはりイベントを成功させた時のお客さんや関係者の喜びの顔に替えられるものはありません。また、日本とフィリピンの歴史についても考えます。第二次世界大戦でフィリピンは激しい戦場となりましたが、戦後、日本の国交回復をスポーツから図ろうとしたとき、ボクシングなどの競技で日本人を国際試合に招いてくれたのはフィリピンとタイでした。そしてフィリピンのモンテンルパ刑務所には日本人の戦犯とされた人たちが収容されていましたが、第6代キリノ大統領は、独立記念日の特赦としてB、C級戦犯100名以上を釈放してくれたのです。こうした過去を忘れないためにも、両国を繋ぐイベントは意義があると感じています。

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開催地やタイアップを増やし、両国の交流を広範囲にひろげる

━ 今後のビジョンについて教えてください

「フィリピンエキスポ」は現状、毎年6月に開催していますが、まだ増やしていける余地はあると思っています。たとえば、近年、日本各地の空港からのマニラ直行便が増えています。フィリピンと行き来しやすい日本の観光地でフィリピンエキスポを開催し、輪を広げていきたいです。テレビ局とのタイアップも促進し、日本全国での開催も視野にいれたい。それによって、フィリピン人を呼びたい日本企業、日本やフィリピンに進出したい事業家などの架け橋になれたらいいですね。日本人にとって、東南アジアは、まだ汚い・危険なんていうイメージを持っている人も少なくないかもしれませんが、フィリピンの楽しくて美しい部分をこれからも広めていきたいと思っています。

PROFILE

一般社団法人 フィリピンエキスポ実行委員会 委員長 鈴木 信行
一般社団法人 フィリピンエキスポ実行委員会委員長 鈴木 信行

https://philippine-expo.org/

2020年1月23日 公開

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