花と植物による表現を提案する!
華道家・代表取締役
Sakura Mai株式会社 野邊愛子 -Aiko Nobe-
華道家・デザイナー
いけばな草月流師範で華道家・デザイナーの野邊さん。
たおやかな語り口で丁寧に話を運んで行く。20代で2度も単身海外へ乗り込んで
いくバイタリティが見え隠れする。SAKURA MAIの社名は桜の花びら舞散る情景が日本らしいと屋号に。
着物を着て英語でいけばなを生ける姿を見てみたい!(インタビュアー 斉藤 リカ)
用途・目的に合わせて、特別な空間を演出する!
メインで行っているのは全てオーダーメイドのフラワーギフトです。その他に
・イベント装飾
・法人様向けに定期契約でお花をお届けして取り変える
・ウェディングブーケやアクセサリー
・ご両親への贈り物の花束
・いけばなやフラワーアレンジメントのレッスンなども行っています。
お子さまがいてまだ手が離れない方々や、海外の方で駐在されてる奥さま方の出張レッスンも好評頂いております。海外の方のレッスンをするときには、着物を着て英語で対応しています!
世界に一つだけのアレンジメントギフト!
オーダーメイドでお作りするのを強みにしています。ひとつとして同じものは今まで作っておりません。世界にひとつだけのアレンジメントギフトとして、想いと共にお伝えするフラワーギフトを大切にしています。日本的なデザインとフランス風のデザインと、どちらにでもニーズを使い分けて対応することができます。お客様のニーズを深く丁寧にお聞きして、それを形にすることをモットーに!その都度で仕入れをしているので、新鮮で持ちが良いのが特徴です。ボリュームも他店より1.5倍あります。
出会いは一期一会!人もお花も!
贈る方と贈られる方、どちらにも満足していただけること。おもいやりを持つことです。お客様はもちろんですが、お花に対してもおもいやりが大事だと思っています。植物のエネルギー、命をいただいて形にするという仕事をしている以上、命をいただいてそのお花が一番輝いて見えるように使ってあげることが、一番大事なことなのではないかと思っています。
一期一会!植物も同じ品種で同じ花であってもその時、季節によって違ったりします。人も植物も一期一会。
一度の出会いを大切に常に全力で接しています。
武士の文化だった華道!ぜひ男性にやって欲しい
男性がお花を身近に感じて欲しいと思っています。いけばなは武士の文化だったので、男性がやっていいはずなんです。茶道もそうですが、華道は男子のたしなみで、武家文化の一つでした。え!こんな人がお花を生けるはずもないじゃないか?って人が生けていたらカッコ良くないですか(笑)!?ということをもっと広めていけたらいいなと思っています。
最終的には、男性がもっと女性に贈ってくれたらいいなということにも繋がります(笑)。ヨーロッパの男性はよく花を贈ります。そういったことが日本人でも自然になったら素敵ですよね。できれば経営者向けに教室を開き、社員教育の一環として考えて欲しいです。いけばなは奥が深いので、心を鍛えるということでは男性にはハマると思うんですよ。
PROFILE
華道家・代表取締役Sakura Mai株式会社 野邊愛子 -Aiko Nobe-
Ikebana Flower Agency Sakura Maiは、
お花のエージェントです。2015年設立
東京・世田谷から、フラワーギフトの製作、
お花のレッスン、ウェディングなどを中心に活動しております。
TEL & FAX 03-5799-6266
https://sakura-mai.co.jp/
Order
第101回草月いけばな展(2019.11/20-25)にて
2020年2月3日 公開
フローリスト・パリジャン、ヤニック・スージニエイブ氏に師事し、Grand Diplôme d’Art Floralを取得
大学在学中にイギリスへ語学留学をした時「日本はどうなんだ?」と日本代表みたいに聞かれることが多々ありました。日本はこんなに伝統の深い国なのに、日本の文化について何も知らないなということを思い知らされ、何か身に付けた方がいいかな、と簡単に思いついたのがお花とお茶。帰国して始めたのが個性をいかに表現するかという「いけばな草月流」。20才の頃ですね。大学卒業後は会社勤めもしたのですが、目指していたものが違うと気がつき、パリへ1年間お花修行に行きました。
2010年に帰国。人づてでブーケアレンジメントなどを始め、法人のお客様の仕事が多くなった2015年にSAKURA MAIを設立。SAKURAさんと呼ばれることがありますがSAKURAは人名でなく社名です(笑)。海外でも仕事をしたいという希望も込め、ローマ字にしました。
(2015年ニューヨーク・NYLESAにてデモンストレーション・いけばなワークショップ開催)