インテリアとバリスタの融合した
独創的なカフェで
独自の世界観をお客様に提供する
株式会社CAF/wood good brothers
代表取締役 木村 雄太
体験型インテリアカフェ
ご兄弟で一緒に、インテリアとカフェのそれぞれの事業を展開している木村さん。(左:雄太さん 右:雄麻さん)
さすが血の繋がった兄弟だけあり、息もぴったり合っていてとても楽しそうにお仕事されているのが伝わって来ました。
(インタビュアー 木内)
自らの強みを活かした独創的なカフェ
事業内容は、体験型のインテリアカフェです。
付帯事項として、お店という場所を使用し様々なスペシャリストの方々が講師としてワークショップなどのイベントを開催しています。弾き語りのイベントなどもしています。他にも家具のネット販売や、インテリアコーディネートの相談も受け付けています。
兄弟ならではの連携のとれた経営
体験型インテリアカフェということで、実際に触れる、使えるといった他では真似できないような業態を意識しています。実際に、体験してくれたお客様が商品を欲しいと言ってくださることは多いですね。
また、兄弟でやっているがゆえに阿吽の呼吸で経営できるということは強みです。お互いあまり干渉せずに、飲食部門、家具部門としてプロ意識を持って業務を行っています。インテリアに関しては、基本的に国内生産の製品です。品質を第一に考えており、アフターフォローがしっかりしているメーカーと提携して製品を提供しております。飲食に関しては、自家製で提供しており、サラダのドレッシングやケーキもイチから作っています。自家製なので、自信をもってお客様に提供、説明することができます。
お客様とのつながりを大切に
やはり一番はお客様にカフェでくつろいでもらい、お店を好きになってもらうことですね。そのためにお店の雰囲気作りを大切にしています。なかには年間200回も来店してくださる客様もおり、とてもありがたいことです。
また、経営をするうえで常に変化し続けることを意識しています。特に飲食では、新商品の開発は怠らないことが大切です。家具の方面から言えば、職人さんの想いをお客様に伝えて、家具をより長くお客様に愛して使ってもらうようにするのが役目だと思っています。その職人さんの意思をしっかりと伝えることを重視して業務を行っています。そのために、まずはお客様に信頼していただくことが大切だと思いますので、日頃からそのことを意識しています。
業態の幅を広げ、より多くのニーズに対応
現在は経営している店舗が1店なので、今後5年くらいで2、3店舗目を作っていきたいと考えています。
また、インテリアカフェというジャンルをもっと普及させたいということや、お店の世界観をもっと深めていきたいというビジョンもあります。渋谷や新宿など、アンテナのある人に向けた料理も作っていきたく、その一環として業態の変化も考えています。例えば、シェフを雇って夜はイタリアンを提供してみたいですね。他にも、平日にお客様が来ていただけるよう商業ビルやオフィスビルに進出したいと考えています。このように、今後はもっと事業を展開すべくチャレンジしていくつもりです。
PROFILE
株式会社CAF/wood good brothers代表取締役 木村 雄太
荻窪駅徒歩1分の立地で、体験型インテリアカフェ『wood good brothers』をはじめ、ECサイトでインテリア雑貨の通信販売も行う。
2019年10月8日 公開
自分のやりたいことを目指してカフェをオープン
【兄】
大学時代から30歳までには自分の店を持ちたいと思っていました。
大学時代にちょっと変わったゼミに入っていて、先生がキャリアコンサルタントでした。社会に出てから役立つようにとゼミの運営も学生たちが行っていました。その経験もあり、自分で店を持って経営したいという想いは強くなりました。
インテリアの世界に入ったのは、大学に入って一人暮らしをはじめ、自分で部屋をデザインできるようになってから興味を持ったのがきっかけです。大学を出た後は雑貨メーカーに就職し、2年半ほど営業として働きました。流通に関する仕組みを学ぶことができ、その経験は今でも活きています。その後、家具・インテリアショップに5年半ほど勤め、そこでも接客に携わりました。ただ、そこでは接客だけに留まらず、人事や総務、経理など、社長業以外はほぼすべての業務を行っていたため、非常に良い経験を積むことができました。
【弟】
22歳の時にバンクーバーに留学し、ワーキングホリデーとして現地のカフェで働いたことがきっかけで、バリスタに興味を持つようになりました。もともと接客が好きだったこともあり、それらに関係する仕事に携わりたいと思いました。留学から帰った後は、国際物流会社に入社したのですが、あまり英語や接客のスキルを活かす場がなく、1年ほどでコーヒーショップに転職しました。そのコーヒーショップで2年ほどコーヒーに関する知識を深めた後、渋谷のカフェで1年半ほど働き、料理のスキルも身に付けました。コーヒーショップで働いている際に、兄のほうから独立を持ち掛けられ、面白そうだなと思い快諾してカフェをオープンすることになりました。