通常インタビュー

「休息力」を鍛えるトレーニングを
全国に普及させたい。

株式会社ストレッチパフォーマンス

代表取締役 鈴木 允之

パーソナルトレーニング

株式会社ストレッチパフォーマンス 代表取締役 鈴木 允之

日本で唯一の“休み方を鍛える”休息力アップ専門のトレーナーをされている鈴木社長。
取材中に簡単に出来る自分の体に合う食材チェックをして頂きました。自分の体に合わない物を口にすると、同じ力の入れ方をしても力の入り方が全然違うという、身体に起こる不思議な反応に驚かされました。

(インタビュアー 木内)

休息力が現代人には必要!

━ 起業までの経緯を教えて下さい。

中学時代、野球部に所属していました。部員に攻・走・守のすべてが揃った選手がいたのですが、ケガで挫折し、その希な才能が報われないことがすごく悔しくて、ショックでした。そのような素質ある人の力になれる仕事がしたいと思ったのが、今の仕事につながるきっかけのひとつです。

高校ではアメリカンフットボール部に入部したのですが、ケガをしてしまったため、プレーヤーとしてではなく選手の体を整えサポートする側になろうと調べ、アスレチックトレーナーの仕事を知りました。ですので、高校卒業後はアスレチックトレーナーの専門学校に進学し、専門学校卒業後はアスレチックトレーナーとして東芝のラクビーやイクシーのアメフト、日光のアイスホッケーなどのチームでサポートをし、海外遠征にも帯同しました。

稲盛和夫著の『稲盛和夫の哲学 何のために生きるか』という本があるのですが、この本に出会い私の人生に革命が起きました。それまで私は人をサポートする立場にいながら「すごいと思われたい」一心で仕事をしていたことが、とても恥ずかしくなりました。この本をきっかけに、人や社会に役立つ仕事がしたいと、改めて感じました。また当時、チームトレーナーのほかに個人相手にパーソナルトレーナーもしていた私は、このノウハウをスポーツ界の限られた分野だけではなく、社会一般にも広く普及させていきたいと思いました。トレーニングの内容も、それまでの筋肉を鍛えるものではなく、休息力を鍛えるトレーニングにシフトしました。現代の人は、休息を惜しんで働く人が多く「休息力」が必要だと思ったので、それを多くの人に提供したい!と思ったのが起業の動機です。このような私の考えを仕事関係の方から「おもしろいね、手伝うから会社にしないか」と言っていただいたので、ストレッチパフォーマンスを設立しました。

株式会社ストレッチパフォーマンス

疲労の「回復」を図り「疲れづらい体」をつくる

━ 事業内容を教えて下さい。

体を整えるストレッチの施術「ストレッチパフォーマー」です。

私個人の肩書きは「休息力アップトレーナー」で、“休息”を「鍛える、伸ばす」ことで体のコンディションを整えることを指導しています。そうすることで普段の生活から体調が良くなり毎日を快適に過ごすことができ、仕事の能率も上がります。

一般的にパーソナルトレーナーは、「筋トレする、痩せる」ための指導をします。これに対して「休息力アップトレーナー」は、筋肉を伸ばすストレッチなどによって体を整えます。その“休息”とは、疲労の「回復」を図り、「疲れづらい体」をつくることで、ストレッチパフォーマーではこの2つの目標にアプローチをします。休息力は個人差があるので、はじめに食や体質のチェックをしてから指導に入ります。そして一番重視しているのが、休息の基本である睡眠の満足度を上げることです。「ストレッチパフォーマー」のサービスの一環として、快眠に重要な枕の高さの調節など、睡眠環境の改善・提案を行なっています。現在、都内で月1回ストレッチで体を整えたあと、枕の高さを調節して10分ほど眠りどれくらい体が変わるかを体験してもらうパフォーマンスをしています。「10分でこんなに違うなら、8時間寝たらどれくらいすごいだろう」と皆さん驚かれます。

株式会社ストレッチパフォーマンス

「休息力」を提供できる唯一のトレーナー

━ 御社の強みや特徴を教えて下さい。

現代の人は、休息を惜しんで働く人が多くそんな日本で今「休息力」が最も必要とされています。それを多くの人に提供したい!これが弊社のコンセプトです。休息力を鍛えて体の疲労「回復」と「疲れづらい体」づくりに取り組んでいるところは、日本ではまだ極めて少なく、休息力の個人トレーナーとなるとおそらく日本で私が唯一ではないかと思います。

特徴としては、休息の基本である睡眠の重要アイテム「枕」の高さ調整を無料サービスしています。弊社は枕の販売はしていませんが、個人や体調に合わせて枕の高さを調節いたします。疲れ具合など、その日の体調によって枕の高さを変えたほうが満足のいく睡眠が得られるからです。

また、「ストレッチパフォーマー」を出張指導していることも特徴です。もちろん、スタジオでの対応も可能ですが、基本は出張サービスです。よりきめ細かな対応が可能になることから、必然的に高い満足度に結びついています。

株式会社ストレッチパフォーマンス

人のご縁と思いやりを大切に、日々精進。

━ 社長が仕事をする上で大切にしている事は何ですか?

私は仏教の教えをすごく大切にしています。

「同席対面五百生」という言葉があるのですが、ご縁の大切さを説いている言葉で「初めて対面する見も知らぬ人でも、前世で500回以上は一緒に生きたことがある」という意味です。弊社では、ご縁を大切にした仕事をしていくことをモットーにしています。

もう一つは「他田引水」という言葉です。尊敬するセールストレーナー・桑原正守さんが作られた造語です。ことわざの「我田引水」は、自分の田んぼに水を入れる、こちらの都合や考えで物事を進めたりするという意味で、自己中心的な考え方や行動を戒めることわざですが、「他田引水」は、自分の田んぼではなく先に人の田に水を引く、この気持ちが大切だと桑原さんは説いておられます。私もこの言葉を座右の銘として、日々精進をしています。

“ご縁”によって会社を発展させたい

━ 今後のビジョンを教えて下さい。

事業展開としては「3店舗、1億の売上」という目標はありますが、会社の規模拡大がすべてではないと考えています。従って「5年後には年商を何億にする」とか「10年後に上場!」ということを追及していません。

“体”を通して社会に貢献していくなかで、“ご縁”によって変わっていく会社でありたいと思っています。

PROFILE

株式会社ストレッチパフォーマンス 代表取締役 鈴木 允之

株式会社ストレッチパフォーマンス代表取締役 鈴木 允之

中学生時代に才能溢れる野球仲間の怪我をキッカケにスポーツトレーナーを志す。トレーナー養成専門学校在学時に海外研修でLAへ行き最先端の現場を学ぶ。卒業後難関資格を取得し、オリンピック選手や日本代表選手が多数在籍するチームでフィジカルに関するトレーナーとして活動。その後スポーツ選手だけでなく多くの人のカラダの悩みの力になりたいという思いからパーソナルトレーナーとして活動。多くの人のカラダに関わる中で、現代の生活スタイルには休息が非常に大切だと実感。自分で自己治癒力を上げるをコンセプトに日本で唯一の休息力UP専門トレーナーとして活動。

2019年9月3日 公開

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