通常インタビュー

利益と成長と挑戦の理念を掲げて常に新たな事業を起こし、
日本に雇用創出の機会をつくる!
若手社長が構想するAIに負けない未来とは。

株式会社jinrikisha

代表取締役社長 三澤 貴紀

化粧品販売オンラインスクール

株式会社jinrikisha 代表取締役社長 三澤 貴紀

若くして起業され、様々な失敗体験から事業を継続するためのノウハウをしっかりお持ちの三澤社長。
静岡県出身のインタビュアーの為に、美味しい静岡茶を淹れて下さったのがとても嬉しかったです。
今回は、そんな優しい三澤社長にお話をお伺いして来ました。

(インタビュアー 木内)

株式会社jinrikisha

バスケ一筋だった学生時代、しかしバスケでは食べていけない現実が起業につながる

━ 起業までの経緯を教えて下さい。

中学から高校までバスケット一筋でした。卒業後、バスケに関する仕事をする為、コーチングを学びに新潟の「新潟アルビレックスBB」の下部組織に3年間在籍し、トップチームのコーチングやデータ分析のスキルを学びました。その後、埼玉の川越に移り住んで株式会社ERUTLUCというバスケの派遣会社に所属。バスケのインストラクターをしつつ、小学校の教員として働いていました。

1つ目の転機を迎えたのは24歳の時でした。お付き合いしていた方と一緒に住もうという話がでたことで、結婚や子育てなどこれからの自分のライフスタイルや収入を考えました。そうした時、週7日フルに勤務している今の状況ではいけないと思い自分で商売を始めてみたのです。

しかし、教育現場に携わる環境では、ビジネスマン志向やお金稼ぎと言う考えは好まれない空気がありました。自分の生活や将来の為の収入アップの行動が“悪”のような目で見られる環境に身を置く事が辛く、小学校を辞め本格的に起業するしかないと思いました。

小学校の仕事を辞めた後は、中国のECサイトから商品を安く仕入れて日本で売るという商売を始めました。しかし、この商売のスキームは誰でも簡単にできる物なので長くは続きませんでした。誰でも出来るので、多くの人がこの事業に参入してきたことがきっかけで値下げ合戦になり、価格破壊が起こりました。在庫を処分する為に原価よりも安く売ることになり商売として成り立たなくなったのです。その時に2つの事を学びました。1つ目は、自分だけの販路の必要性、その為のマーケティングの重要性。2つ目が、自社製品の必要性、事業のオリジナリティがないと商売は続かないと痛感しました。

その後、アフェリエイトを事業の柱にして法人化したのが今の会社の元々の事業になるWebマーケティング、コンサルティングの会社です。しかし、この事業が上手く行かず事業をたたむことになり、生活のためFXと株のチャートが読めるようになるまで必死に勉強をしてトレーダーをしていました。
このトレーダーの仕事が上手くいき、今の事業に繋がっています。

株式会社jinrikisha

個人のお手伝いから法人経営の効率化まで手掛ける多角化経営事業

━ 事業内容を教えて下さい。

メイン事業は、株のスクールです。
チャート分析をし、分析方法を練習することで利益を上げていこうというコンセプトです。勉強方法や学習についてお手伝いするというスタンスでサービスを提供しています。オンラインスクールですが、必ず月1回対面で行うセミナーを開催しています。

2つ目の事業は、クレジット決済システム。
web上での管理・決済システムの販売を行っています。複数店舗経営している飲食店、フランチャイズ、セミナー会社等、クライアント数が多いと管理業務が発生するので、決済システムを導入することで効率化が目指せます。
あるEC事業者様は、主要顧客が50~60代ということもあり“人”での対応をしていたのですが、決済システムを導入したことで人件費を30人から5人にまで減らすことができました。

3つ目が、化粧品事業です。
30代の女性をターゲットにした化粧品です。以前住んでいた新潟に何か恩返し出来るようなことはないか?と思い、新潟の酒蔵さんから日本酒を取り寄せて使っています。また、たまたま桜入りの日本酒を飲んだことがあり、飲んだ時の鼻に抜ける桜の香りがとても良かったので、これを化粧品に取り入れました。桜や日本酒は和のイメージがあるので、世界に通じる化粧品としても視野にいれています。国内の通販から、将来は海外へ出荷したいという夢があります。
今回使用している日本酒は、苗場酒造という100年以上の老舗で、製造している化粧品工場も100年以上の歴史があります。古きよき和の物とテクノロジーを掛け合わせた、新しい化粧品というコンセプトで売り出しています。

最後に、PC・スマートフォンの修理・販売などを請け負っています。トレード用PCなどは、トレーダーでないとわからないこともあり、そのお手伝いをしたいと思ったのがきっかけです。

企業は、能力の高さだけでは成長できない。ひたむきな姿勢が相手の心を動かす

━ 御社の強みや特徴を教えて下さい。

成長する力がとてつもなくあるところが一番の強みです。

できる限り業務の簡略化や自動化をし、人が携わらない仕組みの構築を提案することで、簡単な仕事はシステムに任せ、人を別の業務へと移行できます。人にしか出来ない仕事に費やせる時間が格段に増えます。

他には、私自身の年齢が若いので、相手にひたむきな姿勢を見てもらえるようにしています。カード決済事業で、取引先の方は私より上の年代の方が多く、その方たちが一番見ているのはプレゼンテーション等ではなく、ひたむきな姿勢です。これが取引の上で重要な事だと思っています。

 

相手を知り、世間を味方につけることが事業の成功につながる

━ 社長が仕事をする上で大切にしている事は何ですか?

歴史や古人からの教えは、仕事に役立つものがたくさんあります。
中学の時に知った「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」という言葉は、仕事をする上で常に意識しています。商談に行くときに相手の企業を良く調べ、どうやったらお役に立てるかを意識して提案するようにしています。

もうひとつ、「臥薪嘗胆」という言葉。
理不尽なことが多い世の中ですが、あからさまに人の道から外れた事を言われても我慢しないといけない事があります。違うなと思っても、腹が立ったとしても、言い訳せずにまずはお詫びをします。商売は世論で成り立っていて、世論を味方につけることが事業の成功の秘訣だと思います。外部評価に関して敏感になり、仕事の姿勢や取り組み方に気を付けた行動をとるよう心がけています。

 

若い世代に刺激を与える存在が、次の世代の変革をうながすエンジンに

━ 今後のビジョンを教えて下さい。

今後やりたい事業として考えているのは、貸会議室やシェアオフィスです。
これには色々な意図があるのですが、一番は若い人に刺激を与えていきたいという想いからです。これからの世の中を変えていく若い世代に影響を与えられる存在でいなければいけないし、環境を作ってあげる取り組みをすることが必要だと思っています。

正直5年後、現在展開している事業がどうなっているかわかりませんが、これからも色々なことに挑戦していきたいと思っています。今と全く違うことをやっている可能性もあります。時代のニーズに合わせて、変化を恐れず柔軟に対応していきたいです。

そして、今後も雇用促進や一人当たりの生産性等に貢献していきたいと思います。

 

 

PROFILE

株式会社jinrikisha 代表取締役社長 三澤 貴紀

株式会社jinrikisha代表取締役社長 三澤 貴紀

1989年12月11日生まれ。
株式会社Jinrikisha代表取締役社長。日本プロトレーダー協会講師。

2019年7月30日 公開

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