健康であることが笑顔につながる
旬の食材を使ったイタリア料理から
健康的なライフスタイルを提案
イタリアンケータリング アナスティア
代表 大原 潔
ケータリング

可愛いお子様と一緒にお料理をしているYouTube動画をアップされている大原代表。
インタビュー中も、ニコニコと終始笑顔で優しいお人柄でしたが、お子様とのやり取りをYouTube動画で拝見して優しいお父様としての大原代表も知ることが出来ました。
(インタビュアー 木内)

「イタリアンケータリングと、動画のレシピ配信」
主な事業はイタリアンケータリングです。8~9皿をコースメニューのようにご用意させていただいております。ケータリングの事業には2種類あり、作った料理をお運びするデリバリーと、お客様の指定の場所に行き料理をするケータリングです。
デリバリーは、企業のセミナーや懇親会での需要が高いためご依頼も多くいただきます。セミナーなどの場で場所を変えずに食事ができれば、参加者が帰ってしまうというビジネスの機会損失を防ぐことができます。食事が美味しいと話も弾みますので、デリバリーをご提案させていただいております。
レシピ動画の配信も行っています。食べ物が体を作る資本ですので、ずっと健康でいられるようにレシピ動画を配信し、ライフスタイルの提案をしています。
これからの事業としては、物販に力を入れていきます。現在すでに契約農家からオーガニック野菜やオリーブオイル等を販売しています。また宇宙食のプロデュースもしています。イタリアンの宇宙食を作るという計画があり、アドバイザーとして料理を試作したり、提案したりしています。

「日本で唯一の、ハラールを取得したイタリアンケータリング」
日本の旬の食材を使用したイタリア料理を提供しているのが特長です。なぜ旬なのかと言うと、人間の体は旬のものを食べると元気になるようにできているからです。体が本当に美味しいと感じるのです。また、旬のものというのは栄養素が一番高い時期で、例えば冬のホウレンソウと夏のホウレンソウでは6倍くらい栄養が違うのです。
あとはハラールを取得しているイタリアンのケータリングをしているのは、日本で唯一私だけです。なにより、お客様が喜んでいただけるよう食材や調理法、彩りにも気を遣った料理を心がけて作っています。

「食べ物から健康を作り上げる。」
料理に関しては、清潔にするということが一番大事です。汚い環境で作ると、仕上がった料理も美しくなくなってしまうので、整理整頓はしっかりしています。
お客様に対しては、「体の中から本当の意味で健康になってほしい」「料理を食べて元気になってほしい」と思いながら、料理を作っています。それは『健康であることが笑顔につながる』というのが根本にあるからです。笑顔というのは、長生きや幸せの基ですから。
レストランに来るお客様だけだとお伝えするのに限りがありますので、ケータリングや動画配信を通して、『食べ物から健康を作り上げる』というコンセプトを伝え広める活動を、料理人の立場からアプローチしています。

「世界で活躍できる食のビジネスマンになる。」
現在は動画配信や宇宙食という新しい切り口がありますので、『食べ物から健康を作り上げる』というコンセプトを宇宙まで持って行きたいと思っています!宇宙にいても食べて健康になる宇宙食を作りたいです。
最終的なビジョンは、世界で活躍できる食のビジネスマンになりたいです。自分のレシピやコンセプトを世界に配信していきたいと思っています。今までのレストランという小さな括りに限界を感じていましたので、動画配信も一つの切り口ですが、表現方法は時代に合わせて今後も変化させていきます。
PROFILE

イタリアンケータリング アナスティア代表 大原 潔
2003年 日本ソムリエ協会シニアソムリエ取得
2009年 オーナーシェフとして銀座にアナスティア開店
2015年 ケータリング事業開始
2016年 物販事業開始
2017年 千葉県松戸市にセントラルキッチンとして移転。ハラールの資格取得。
YouTubeチャンネル italian papa anastia
2019年6月5日 公開
「世界を旅した経験を経て、ハラールを取得。」
工業高校の電子科を卒業し、沖電気工業株式会社に入社しました。1年半勤めましたが、どうも自分には合っていないと感じ退職。やりたいことが見当たらなかったため、フリーターをしながら自分の進むべき道を考えていました。
一人暮らしを始め、なにか手に職をつけようと町のイタリアンレストランで働きました。料理の道に進み始めて、「自分のやりたかったことはこれかもしれない!」と感じ始めました。その時出会ったシェフに、「お前は日本にいるのではなくて、海外に行った方が良い」と言われたことをきっかけに、2年後の23歳の時、私はイタリアに行きました。帰国後、椿山荘のメインダイニングのイタリアンにサービススタッフとして入り、目標であるレストランを作るために、サービスをトータルで勉強させていただきました。
自分が国外に出た事で、私自身が日本の事を何も知らないということを痛感し、日本の伝統を学ぶため京都に住み、舞妓さんのいる祇園町でソムリエとして働きました。祇園町で働き料理の基礎やワインについて詳しくなったので、その知識を踏まえた上で、もう一度勉強するためにイタリアへ行きました。
帰国後、長野県で仕事をしながらお金を貯め、36歳の時に銀座二丁目に自分の店をオープンさせました。その後、店の入っているビルが解体されるのと、子供が生まれたことで生活環境を変えたいと考えていたタイミングで、事業内容をレストランからケータリングに変更しました。
事業内容を変えたと同時に、ハラール(イスラム教の戒律を満たしていることを認定するもの)を取得しました。なぜハラールを取得したかと言うと、イタリア修行の帰り道、イタリアから近いエジプトを経由しアラブを中心に陸路で帰国したのですが、彼らが日本に来た時に問題になるのが食べるものだと気づいたんです。そこで何か貢献したい、東京オリンピックまでに何か形として作りたいと思い、2年前にハラールを取得してケータリングで料理を提供しています。