通常インタビュー

電子化を進め効率の良いシステムを構築
ITに特化した社会保険労務士

はやし総合支援事務所

代表 林 雄次

社会保険労務士ITコンサルティング士業

はやし総合支援事務所 代表 林 雄次

保有資格数が物凄い林代表。簡単に取れる資格ではなく国家資格などばかりで、事務所に飾られている資格証とバッジの多さに驚きました。
様々な知識から的確なアドバイスをして下さる林代表は、話題も豊富でお話ししていて時間があっという間に過ぎてしまいました。

(インタビュアー 木内)

はやし総合支援事務所

自分の知識をフル活用して人の役に立ちたい

━ 起業までの経緯を教えて下さい。

大学時代社会福祉を専攻していたのもあり、『人の役に立ちたい』という強い想いがありました。その後大塚商会へシステムエンジニアとして就職しました。働きながら移動時間などに勉強して、エンジニア系の資格、ビジネスに関わる資格、宅建、社会保険労務士、行政書士、などのさまざまな資格を取得し、それに関わる仕事にも従事しました。その中で、システムエンジニアと社会保険労務士は相性が良いことに気づき、なにか自分にしかできないことがあるのではないかと考えるようになりました。会社員でいるのは安定している反面、できることが限られていたので、自分の能力や経験を最大限発揮し多くの人の役に立つには、独立する選択しかなく、これまでに無いITにも詳しい士業として起業しました。

はやし総合支援事務所

ITと士業を融合させた事業

━ 事業内容を教えて下さい。

メインの事業は社会保険労務士です。

士業はまだ紙ベースで業務を行っているところが多いのですが、私はシステムエンジニアだった経験や知識を活かし、ITに特化した手続きを行っています。書類の簡素化、紛失リスクの低減など依頼者様の業務効率化や案件管理がしやすいようシステム構築を行っています。システムが変われば従業員の働き方が変わり、会社自体が良い方向に変わっていきます。また、助成金申請もすべて任せていただけます。

行政書士の仕事は表立ってしてはいないですが、成年後見人としての依頼があった場合に対応できるよう日本行政書士連合会に登録をしたり、高齢者の方ですと年金の相談に乗ることができたり、『人の役に立ちたい』という想いから今の仕事につながっています。

もうひとつの事業はレックでの宅建講師、システム講師です。

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どこにいても働けるシステムを構築

━ 御社の強みや特徴を教えて下さい。

私が士業の資格を多く有しているので、依頼者様の相談がワンストップでできることが強みです。そして私自身がITを使い仕事を効率化しているので、お客様に使う時間が多く取れます。

最大の特徴は、紙を使わずIT(電子)で業務をしているので、どこにいても仕事がすることができ、スタッフも集まる必要がないことです。たとえば、育児休暇中の方や働きに出るのが難しい方も働くことができるので、多様な人材を柔軟に集められます。人材難を回避して、人材確保に困らない仕組みです。このテレワーク(ITを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方)をシステム化することで、ノウハウを伝えることができます。社会保険労務士がこの人材システムを活用するのは、まだまだ先の話だと思いますが、先を見据えて構築が必要と考えています。

はやし総合支援事務所

断らず、まずは挑戦してみる

━ 代表が仕事をする上で大切にしている事を教えて下さい。

基本なんでも断らない、まずは挑戦してみる、ということです。アプリ制作会社の顧問もしていますが、これは労務とシステムの両方を理解していないとできない仕事です。前例が無いため相場もなく、まずはやってみてお互い納得できるように調整していきます。このような前例の無い仕事を請け負うことが多いので、「できない」とは言いません。まずは「やってみる」ことを大切にしています。

また、関わる人すべてが納得できるwinwinな関係が築けるようにしています。

ITによる効率化システムを構築したことで、私自身お客様のために使える時間が増え、スタッフは働きやすい環境で仕事をすることができ、必然的に仕事も増えます。さらに、お客様に対してはサービスレベルを落とさずに柔軟に対応できる。三方良し、さらには四方良しとなるようにしたいと常に思っています。

電子化と共に事業拡大していく

━ 今後のビジョンを教えて下さい。

業務や分野をそれぞれ管理できる社会保険労務士や行政書士を組織内におきたいです。

現在、私がお客様の話をすべて受けるフロントになり、アシスタントスタッフに内部業務を任せていますが、今後はその間に一階層おいて組織的にしていきたいと思っています。スタッフの教育や指導も私がしていますので、組織を形成することで、そのような時間も自分の付加価値を高めるために使うことができるようになり、それを提供しなくてはいけない仕事に集中することができます。

自分が仕事に集中できるという意味では、移動式オフィスとして運転手付きの車も良いですね。意外と歩いたり乗り換えがあったりと移動に時間がかかっているので、その時間を仕事に費やせたら効率が良く、車は個室なのでテレビ会議もできます。1日をフルタイムに有効活用できますし、運転手付の車は最近聞かないので逆にアリかな、と。(笑)

あとは、現在行政書士としてあまり活動していないのですが、今後業務が電子化されていけば、入管業務(外国人のビザ・帰化申請)なども行いたいです。まだまだ電子化されていない行政手続きは多くありますので、電子化に伴い事業も拡げていきたいです。また、今年は中小企業診断士、測量士補と土地家屋調査士を取得し、登記の領域にも事業を展開していきたいと考えています。

PROFILE

はやし総合支援事務所 代表 林 雄次

はやし総合支援事務所代表 林 雄次

【士業の専門性×IT思考×コンサルタント視点】
ワンストップで総合的に支援し、業務改善で事業発展のトリガーに! 上場企業(SIer)のITコンサルタントとして15年以上、1000社以上の企業に対する業務改善の経験を持ち、 社会保険労務士、行政書士、社会福祉士、など数多の資格を保有し幅広い知見から企業経営をサポート。 IT面では、CYBOZU AWARD 2018でサイボウズ社よりセールスアドバイザ・オブ・ザ・イヤーとして表彰を受けており、 kintoneのアプリデザインスペシャリストとしても活動する。 士業面では、電子申請をフル活用するなど効率的な手続き業務を行い、 東京都社会保険労務士会で社労士向けの業務改善・効率化セミナーを行う等、 従来の士業のイメージを変える活動に尽力する。 (助成金、給与計算、労務相談、許認可、その他幅広い業務に対応)
【主な保有資格】
社会保険労務士 行政書士 宅地建物取引士 社会福祉士 情報処理安全確保支援士 経営士 ファイナンシャルプランナー(AFP) 相続診断士

【IT関連】 ITストラテジスト プロジェクトマネージャ ITサービスマネージャ 情報セキュリティスペシャリスト ネットワークスペシャリスト データベーススペシャリスト ソフトウェア開発技術者 基本情報技術者 初級システムアドミニストレータ kintoneアプリデザインスペシャリスト

【その他検定等】 知的財産管理技能士2級 福祉住環境コーディネーター2級 日商簿記検定2級 販売士検定2級 色彩検定2級 心理相談員

はやし総合支援事務

2019年5月22日 公開

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