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インタビュー記事interview

お客様のライフスタイルに合わせて提案する
完全予約制オーダーメイドスーツ・プライベートサロン。

Numero Siete 株式会社

代表取締役 上原 アキラ

オーダースーツ

Numero Siete 株式会社 代表取締役 上原 アキラ

端正なお顔立ちで、スーツの似合う上原社長。
お客様がスーツをどんなシーンで着て、どんなふうに見られたいのかを徹底的にヒアリングし、似合うスーツを提案することに物凄い拘りを持っていらっしゃいました。

(インタビュアー 木内)

Numero Siete 株式会社

オーダーメイドスーツの格好良さに感動する

━ 起業までの経緯を教えて下さい。

学校を卒業して、20代前半で最初に働いたのは電気関係の会社でした。有名企業で安定もしていたのですが、入社して数年後に東日本大震災が起きたことで傾き始めました。「誰もが知っているような会社であっても、“安定”というものは約束されない。あと40年、50年と働くのなら、自分がやりたいことを仕事にした方がいいのではないか」。次第に自分の考えが変わっていき、別の道に進むことを決意しました。

しかし最初はやりたいことが見つからず、営業や力仕事など様々な仕事を経験しました。そのような時期に偶然出会ったのが、オーダーメイドのスーツでした。友人がSNSで、新しく立ち上がったオーダースーツブランドの投稿をシェアしていたんです。当時は営業の仕事をして毎日のようにスーツを着ていましたし価格もお手頃でしたので、そのお店を訪問し仕立ててもらいました。

しっかりとサイジングをして完成したスーツをスタッフの方に着せてもらい、ネクタイをし、ポケットにチーフを挿してもらう。そして、鏡に映った自分の姿を見たとき、「ものすごく格好良い!」と鳥肌が立つくらい感動してしまったんです。気づいたら15分くらい、鏡の前でポージングをしていました(笑)。その様子を見ていたスタッフの方が、「そんなに気にいってくれたんだったら、一緒にお店やってみる?」と誘ってくれたんです。それが、この業界に入ったきっかけです。

その後、その方を含めて三人で、代官山にオーダースーツの路面店をオープンしました。営業や集客、店舗マネジメントなど、いろいろと経験しました。そして様々なことを学ばせていただき、また多くの経営者のお客様と接するうちに、徐々に独立心が芽生えていきました。「自分が理想とするオーダースーツの在り方を実現してみたい」。そんな思いが強くなり、2016年に独立をしました。

 

Numero Siete 株式会社

完全予約制のオーダーメイドスーツサロン

━ 事業内容を教えて下さい。

完全予約制のオーダースーツサロンを運営しています。プライベートな空間で、お客様のライフスタイルに合わせたスーツを提供しています。実は今でこそサロンを構えていますが、独立してから2018年の夏頃までは、出張型でオーダーメイドスーツを作っていました。キャリーケースに生地のサンプルなどを詰め込み、お客様のご自宅や会社を訪問するスタイルです。

そのように考えたのは、独立前の路面店での経験があるからです。オーダースーツは10万円、20万円以上する商品ですので、路面店にフラッと来られたお客様が、いきなりその額を支払うかと言えばそうではないため、赤字も続きました。そのことに気づいてからは自分たちで外に営業に行き、一人ひとりと信頼関係を築き、サロンに来ていただくようにしました。出張型から始めたのは、そうした集客の流れを学んでいたからです。

ただ、長く出張型をやっていくと課題も出てきました。移動時間が増え、職人さんへのオーダーなどの事務作業の時間が取れない。また、私の中で10年後に実現させたいビジョンがあるのですが、それを叶えるためには店舗展開をして資金力を備える必要もありました。そのためにはスタイリストを採用し、育成もしなければならない。そしてお客様がお知り合いにご紹介しやすいように、しっかりと店舗を構える必要もある。そのような理由から、事業が軌道に乗ってきた段階でサロンを構えました。

その他の事業としては、法人向けのセミナーを開催しています。たとえば営業職の方に向けて、安心感を与えて信頼関係を築きやすくなるスーツの着こなし方などをご紹介しています。ブライダル関係では、新郎のオーダーメイドスーツを作ることもあります。また、雑誌やCMなどのメディア向けのスタイリングを担当するスタッフもいます。

Numero Siete 株式会社

個々のライフスタイルに合わせたスーツを提案

━ 御社の強みや特徴を教えて下さい。

私は現在29歳ですが、20代でこの業界を6年くらい経験し、店舗も持っている人は少ないのではないかと思います。また私自身が海外の出身ですので、スーツの文化が成熟しているヨーロッパなどの価値観を心得たうえで、お客様のライフスタイルに合わせたご提案をできることが強みです。

サロンに来てくださるお客様の中には、“自分がどう見られたいか、どう見られるのが得なのか”ということを明確にされていない方も多くいらっしゃいます。仕事は仕事でも、営業職、事務職、あるいは人前で話す職業など、それぞれニーズが違います。そのようなことをヒアリングしながら、その方に相応しい提案をするようにしています。

スーツの歴史は200年~300年ととても長く、TPOやマナーは結構奥が深いんです。たとえば結婚式にはブラックのスーツを着る方も多いと思いますが、実はそれは間違いで、ビジネスでもブラックは基本着てはいけません。そのような知識もお伝えしながら、海外に行っても恥ずかしくないような着こなしができるようにご提案しています。TPOやマナーを理解したうえでスーツを着られるようになると、“見られている”という感覚が強まります。そうなると、おのずと仕事に対する意識も高まっていきますよね。

美しさ、華やかさ、品格、色気

━ 社長が仕事をする上で大切にしている事は何ですか。

私が大切にしているのは、“美しさ” “華やかさ” “品格” “色気”、この4つの価値観を大事にしています。お客様には私たちが提案するスタイリングを通して、この価値観を感じていただきたいと思っています。私が経営の判断基準にしているのも、この4つの価値観です。

また個人的には、外に出て人とお会いするときは“その場所にいる誰よりも格好良くいること”を特に意識しています。見た目だけではなく、立ち居振る舞い、所作、話し方、目線などもすべてです。そうすることで“上原アキラ”という人間に興味を持ってもらい、「この人にスーツを作ってもらおう」と思われるような存在になります。

これまでを振り返ると、私は自分の直観を信じて動いてきたと思っています。ですのでスタッフにも、自分が良いと思ったことがあれば、その実現に向けてたくさん行動をしてもらいたいですね。

 

10年後までに、日本とペルーに工場を作りたい

━ 今後のビジョンを教えて下さい。

さきほど10年後に実現したいビジョンがあるとお話ししましたが、大きく二つあります。一つ目は、自社ファクトリーを作ることです。実は今、スーツを作る職人さんの高齢化が問題になっています。手間暇かけて本当に良いスーツを作る職人さんは、あと20年もするといなくなる。私はそこに危機意識を強く持ち、次世代の職人さんを育成し、輩出できる環境として自社工場を作りたいんです。たとえばガラス張りでお客様から職人さんの技術が見えるようにするなど、裏方と呼ばれる人にスポットライトが当たるような空間にできたらいいなと思っています。

二つ目は、私が生まれ育った南米・ペルーに工場を作ることです。アパレル業界ではアンデス山脈に生息する動物の毛が高級衣料になっているのですが、現地で加工するのではなくヨーロッパなどで生地にされています。現地では生地にする技術がなく、原毛を売るだけなので付加価値も低いのです。私はそこにずっともどかしさを感じており、ヨーロッパや日本の技術を現地に持ち込み、工場を作り雇用を生み出すことで、生まれ育った国に貢献したいと考えています。

この二つを実現するためには、資金力と社会的な信頼が必要ですので、これからの10年間は、多店舗展開を進めていきます。そのためにスタイリストをもっと増やし、サロンを任せられる人材へと育てていきたいです。そしてこの二つの目標が達成できたら、カジュアル路線のブランドを立ち上げることも夢の一つです。そのときには自社工場もあるので可能だと思っています。

PROFILE

Numero Siete 株式会社 代表取締役 上原 アキラ
Numero Siete 株式会社代表取締役 上原 アキラ

2013年 代官山のスーツサロンにてスーツ業に従事
2016年 無店舗型スーツ事業を起業
2017年 縫製工房にて、パターン・カッティング・縫製を学ぶ
2018年 Numero Siete 株式会社設立。同年Numero Sieteプライベートサロン(白金台)オープン

2019年5月14日 公開

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