通常インタビュー

WHO国際基準
カイロプラクティック学位保持者による
補完代替医療臨床施設。

ナチュラルケア水道橋外来センター

院長 朝倉 穂高

カイロプラクティック

ナチュラルケア水道橋外来センター 院長 朝倉 穂高

腰痛が人生を好転させる』という著書を出版されている朝倉院長。
取材でお話を伺っているうちに、この著書の題名の意味が良く理解できました。
その後、自宅で先生の本を読ませて頂きましたが、今迄の痛みに対する概念がガラリと変わりました。
痛みからの解放だけでなく、人生をも好転させるきっかけを下さった朝倉院長に出会えた事に感謝のインタビューになりました。

(インタビュアー 木内)

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地元の床屋のおじさんに出会い

━ 院長になるまでの経緯を教えて下さい。

中学の頃から、漠然と人の体を治す人になりたいと思っていました。きっかけは、私の育った長野県にある実家の近くの床屋さんとの出会いです。中学時代、学校帰りに色々な話をしてくれるのが楽しくて、よく遊びに行っていました。床屋さんなのに、骨董屋みたいなこともやっていて、お客さんが「肩が痛いんだよね。」と言うと、ちょちょっと触って治してしまう、何屋なのか分からない不思議なおじさんでした。
おじさんのやっている事があまりに不思議で、「おじさん、何やってるんですか?」ときくと、経絡の人形を見せてくれて、「骨董の買付で中国に行く機会が多くて、東洋医学の事を教えてもらったんだ。」と話してくれました。おじさんの話を聞くうちに、東洋医学の世界観や考え方が好きで、自分の中でしっくりくるなと思い、この世界観を仕事に出来る事は何かと考えたのが鍼灸師でした。
鍼灸師になるべく、学校を探している時にカイロプラクティックに出会いました。調べていくと、アメリカではドクターの資格として認められていて、自然治癒力を回復させる仕事だと知り、東洋医学の考えに通じるところもあり惹かれて、カイロの大学に進みました。カイロの大学は、高校から直で入学してきたのは同じクラスに4人程しかいなく、後は社会人・大卒・鍼灸の専門職の人ばかりでした。年齢層の高いクラスメイトと過ごすうちに、遊び方も含め人間学を学ばせてもらう機会が多かったです。20歳そこそこの私では経験できないような事も、年上のクラスメイトに経験させてもらい多くの学びがありました。大学の4年と5年で、実際の患者さんを診る臨床に出始めてから、ますますカイロプラクティックの面白さに惹かれ、身体ってどうなっているんだろうと知りたくなり、猛勉強をした結果、準主席で卒業することが出来ました。卒業後は、カイロプラクティックの本場アメリカでは、実際どんな施術が行われているのか自分の目で見たくて、ニューヨークのクリニックに2年程勤めました。ここで、人生の伴侶を見付けて日本に帰ってきました(笑)

帰国後、大学の後輩に一緒に共同経営しようと声をかけられ、10年間程神保町でカイロプラクティック店を経営していました。

その後、カイロプラクティックだけに拘らず、心と体の悩みを大きく診て解決出来るように補完代替医療を提供する為、あえてカイロプラクティックの名前を入れない『ナチュラルケア水道橋外来センター』を開業しました。

 

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問診で痛みの背景を深く掘り下げる。

━ ナチュラルケア水道橋外来センターの強みや特長を教えて下さい。

心と体を診る事です。人を診るという事は、痛みが出ている場所だけでなく、全てを統合して診て、それを客観的に分析して、多角的な見方で痛みや病気を評価していくことです。

痛みの背景を探る事も強みの一つです。問診一つとっても、一を聞いてその十倍の背景を診ます。例えば腰が痛いと言う訴えで、「腰を打ったり、ひねりましたか?」と聞いて、「特に何もしていないです。」という時に、その人の人生を深く掘り下げて診ていきます。主訴腰痛の原因を、患者様の人生のタイムラインに照らし合わせて診ます。生まれてから今までの健康上の問題・仕事関係・人生の大きなイベント(結婚や出産等)の大きな三つのタイムラインで考えた時に、心と身体は一致しているので人生レベルで見ていくと、実は腰痛がどの段階でどういう風に絡んでいるのかが見えてきます。痛みの場所だけ見るのではなく、本当の原因を見つけ出し、心と身体の調整をして治療していくことが特徴です。

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自分自身の、10年に渡る原因不明の痛みからの解放。

━ なぜ、痛みの場所だけではなく、多角的に診るようになったのですか?

私自身が、大学の時にスノーボードでケガをして首を痛めました。そのケガ自体は良くなったのですが、それ以来10年間ズキズキと刺されるような原因不明の痛みに悩まされた事がきっかけです。病院で検査してもらっても原因は分からなく、本場アメリカの優秀なドクターに診てもらってもお手上げと言われてしまいました。その時に『これは治療法とかでは治すことが出来ないものなんだ。』と悟りました。
そこから、哲学・宗教・科学・心理学等ありとあらゆることを勉強しました。その中で人間学も含めて、色々な物が統合され、今の見方が出来てきました。
私の首の痛みが治ったきっかけは『感謝』でした。私がこういう仕事をして、人を助けたいという思いでやっていく中で、段々と自分が気付かないうちにエゴが出ていたんです。人を助けたいし、喜んでもらいたいと思って始めた事なのに、いつしか『自分が助けている・自分が治している』と、技術者として天狗になって、そういうエゴが慢心していたんです。この痛みと向き合った時に、外からアプローチしてもダメだったので、心理学も含めて、人間とは何かという事を内側から見ていくようになりました。ある時、潜在意識を活用して治療する先生に弟子入りし、いわゆるちょっとした悟り体験をして、『人間て、ただ何もしなくても生かされているんだ』と気付かされました。すると、そこからは感謝という感情しかなくなり、10年の痛みが突然治ったんです。私自身が実際に経験しているからこそ、外側からのアプローチだけでも、内側からのアプローチだけでもダメで、そこをどう統合して多角的に人間を診て治療するかが大切になってきます。

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私自身が健康である事。

━ 院長が仕事をする上で大切にしている事は何ですか?

私自身が健康で幸せで安定している事です。不安定な気持ちは、患者様にも移ります。だからこそ、私自身が常に安定した状態で患者様を診る事を大切にしています。

また、人をみるうえで、自分の主観で判断しない、出来るだけ先入観を持たないようにしています。多角的な評価をいかにたくさん持つか、一方的な見方だけでなく、色んな見方の中に共通点を見出していくことを大切にしています。色んな見方をすると、オーバーラップして共通点の原点が見えてきます。そこを探し出すようにしています。

「骨盤の歪みが原因だ!」「背骨が曲がっているからだ!」など、何かを原因だと決めがちですが、人間の身体はそんな単純ではありません。人間の体は複雑怪奇過ぎて一言で原因は言えません。

でも、だからこそ腰痛一つをとっても、自分自身の人生を見つめ直し、本当の原因を探り根本から治す事で、腰痛だけでなく人生を好転させるきっかけにもなります。

私は、患者様を深く診て、様々な角度から原因を探り治療する事を心掛けています。

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慢性的な痛みに悩む方を減らせるように。

━ 今後のビジョンを教えて下さい。

去年から『痛みのミカタ』というセミナーを同業の先生と組んで始めています。痛みを、“技術やテクニックで、こうすれば治る”と言うのではなく、今後慢性的な痛みで苦しんでいる方を救うには、治療技術とかではなく、色んな多角的な見方で痛みを診て解釈していくことが大切だと思っています。そういう事を理解した治療家が増え、患者さん達も正しい痛みの理解を持つことで、慢性痛という問題は解決できると思っています。

常に本質が何かという事を学びつつ、多角的な角度で見ていくことで痛みの原因の共通点を見い出せるような人を増やす教育をしていく活動を、当面はやっていこうと考えています。

PROFILE

ナチュラルケア水道橋外来センター 院長 朝倉 穂高

ナチュラルケア水道橋外来センター院長 朝倉 穂高

【2002年3月~】
豪州ロイヤル・メルボルン工科大学(RMIT) 健康科学部
カイロプラクティック学科日本校(5年制)卒業。
「現:東京カレッヂ・ オブ・カイロプラクティック(TCC)(4年制)」
◆応用理学士(臨床科学)【称号:B.App.Sc.】
◆カイロプラクティック理学士【称号:B.C.Sc.】
上記国際基準のカイロ学位を取得(ダブルバチェラー=Doctor of Chiropractic)。
優秀賞受賞。
【2002年4月~】
渡米、ニューヨークの診療所「East 53rd.St. Chiropractic Center 」に2年間
Dr. John Belmonte助手。
【2003年~】
米国代替医療協会の代替医療認定医(B.C.A.M.P.)の取得。
【2004年~】
米国)The Upledger Institute,Inc .認定のCST(頭蓋仙骨治療) Level I,II修了証取得。
米国)アクティベータ・メソッド・インターナショナル 上級認定者取得。
帰国後、東京神田神保町に共同創業者(取締役/副院長)としてハーモニーカイロプラクティックオフィス 開業・勤務。
【2005年~】
EFT-Japan 認定プラクティショナーを取得。
【2009年~】
日本サイト(SCIT)研究会 、サイト(SCIT)療法本科応用過程修了。
日本サイト研究会 サイト マスタートレーナーの認定。
【2010年~】
日本サイト研究会 サイト療法講師過程修了。
日本サイト研究会認定 公認講師、日本サイト研究会関東支部代表に就任。
【2011年~】
元アクティベータ・ネットワーク・ジャパン(ANJ) 事務局認定国内インストラクター
【2013年~】
ハーモニーカイロプラクティックオフィス副院長/取締役 退職
健倖A&Hマネジメント主催
東京都文京区にナチュラルケア水道橋外来センター招聘ドクターとして就任
【2016年~】
4月:ナチュラルケア水道橋外来センター 院長就任
【2017年~】
3月:日本サイト研究会解散
日本サイト研究会関東支部解散 支部長退任

ナチュラルケア水道橋外来センター
著書『腰痛が人生を好転させる』

 

2019年3月7日 公開

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