料理も学べる出張料理サービス。
元銀座アスターの料理長が自宅やオフィスなど、
好きな場所でリーズナブルにフルコースを提供。
合同会社MIYABI
代表 川嶋 健司
出張料理・出張料理教室
ずっと優しい笑顔でインタビューに答えて下さった川嶋代表。お話の端々に、「人に喜んでもらいたい。」というワードが何度も出てきた中に、川嶋代表のお人柄が表れていると感じました。
今回は、銀座アスターで料理長を務めていた川嶋代表にお話を伺いました。
(インタビュアー 木内)
出張料理サービス
出張専門で料理サービスを行っています。ご家庭での家族のお祝い事・企業でのパーティー・ビジネス交流会など、様々な場所やシーンでリーズナブルにコース料理を楽しんで頂いています。
また、出張型のお料理教室もご好評いただいております。
他には、講演活動もしています。私自身の働き方を基に、キャリア教育や働き方について話しています。
出張専門という店舗を持たない働き方
店舗を持たない、完全出張専門ということですね。店舗が無い分、家賃など発生しない為、お客様に良い物をリーズナブルに提供できる事です。また、出張専門なので仕入も必要な分を必要な量しか仕入れません。食材ロスが無いのはもちろんの事、お客様には毎回新鮮な物を提供しています。
他には、どんな環境でもコース料理を作ります。家庭用のコンロでも、海辺の砂浜の上でも、道具や環境のせいにしないで、完璧なコース料理を提供しています。
人とのご縁を大切に
人とのご縁を大切にしています。そして、取り繕う事なく裸で付き合って友達になりたいと思っています。出張サービスなので私自身に人を集める力が無ければいけません。幸いにも私は人集めが好きです。“集客”という言葉自体が嫌いで、“集友”という考え方をしています。大好きな友人なら、『今回はデザートをサービスで付けてあげよう。』と自然に思えます。この感覚で仕事をすることを大切にしています。
また、おもてなしの心も大切にしています。家族の大切な祝い事に呼んでもらえたら、全身全霊で仕事をします。完璧な料理を出すのは勿論の事、事前にご家族から頂いた写真と、当日私が撮った写真とを使って、祝いのサプライズ動画を作って上映したりします。自分のできる事で、お客様が喜ぶ事を徹底しています。
お客様が泣いて喜んでくれることが、良い仕事をしたなと思う瞬間でもあり、自分の仕事の本当の合格点だと思っています。全てのお客様に全力で良い仕事を提供する事を大切にしています。
伝えていくこと。広めていくこと。
この仕事は、自分の体が動く限りやり続けたいですね。
そして、今の若い子供達に、キャリア教育の講演をして、色々な働き方がある事や自分の持っている可能性に気付いてもらう、そんなことを伝えていきたいです。
他には、私が開発した肉にも魚にも合う“川嶋ジャン”の全国販売をしていきます。はじめはお客様から、「川嶋ジャンをかけるだけで料理が美味しくなった!自宅でも使いたいから分けて欲しい。」という声をいただいて、ビンに詰めて渡していたのですが、口コミで評判が広がり欲しいという問い合わせが増えたため、商品化する事にしました。
今は、販売する場所が限られているので、多くの方に川嶋ジャンを手に取って頂けるようにしていきます。
PROFILE
合同会社MIYABI代表 川嶋 健司
1971年11月11日生まれ。千葉県出身。
銀座アスターで25年間勤務。お客様視点を常に意識した食材選びとメニューづくりに徹底し、料理長に就任。
その後、出張料理人・出張料理教室を始め、合同会社MIYABIを設立。
2019年2月25日 公開
幼いころからブレない、料理への想い
私は、幼い頃から料理が好きで、小学生の卒業アルバムに『将来の夢は一流のシェフになる事』と書いていました。そういう意味では、昔から好きな事やりたい事はブレていないですね。
中高時代は、焼きそばとチャーハンを一緒にしたら美味しいだろうなとか、サッポロ一番味噌ラーメンにちょっと味噌を足したら美味しいなとか、どうやったらもっと美味しくなるか、手軽に作れるかを考えて過ごし友人などに振る舞ったりして過ごしていました。
高校は食品工業科に進み、就職は学校に張り出してあった求人の1つ『銀座アスター』に決め平成2年に入社しました。
銀座アスターでは25年間勤めさせていただき、料理長としてお客様にお料理を提供していました。いずれは、自分の店を出すことを目標にしていたので、色々準備をしていた時に知人から投資するから一緒に店を出そうと声をかけてもらいました。立ち飲み屋を始めようと、物件を探し良い場所も見つかった時に、不慮の事故で友人が車椅子生活になってしまいました。『この場所だと、段差もあるし車椅子の友人が来られないな・・・。よし!自分が出向いて料理を作ろう!』と思い、店舗を持つことを辞め出張専門の料理サービスを始めました。