通常インタビュー

本物のロボティクス学習をすべての子ども達に。
19年間のシステムエンジニア
としての経験と知識を活かし
楽しく詳しくプログラミングを教えてくれる教室。

井浦企画

代表 井浦 正志

タミヤロボットスクール

井浦企画 代表 井浦 正志

今回は、タミヤロボットスクールで子供達にプログラミングを教えている井浦代表にお会いして来ました。
「子供に、プログラミングを通して様々な事を学んでいって欲しい」と、優しい笑顔を絶やさないでお話しして下さった、とても温かい井浦代表でした。

(インタビュアー 木内)

井浦企画

システムエンジニアを経て

━ 起業までの経緯を教えて下さい。

大学卒業後、新卒でシステムエンジニアとして、システム系の会社に入社し、そこで19年勤めていました。入社した当時は小さな会社でしたが、合併をしたりと、一部上場企業にまで成長しました。しかし、システムエンジニアは多重請負なので、元請けにならなければ色々と大変なことの連続でした。また、会社に勤めていたら良くある悩みなのですが、降ってくる仕事しか出来ず、自分のやりたい仕事が出来ないというモヤモヤをずっと抱えたまま働いていました。そんな時に“Scratch”という言語があるという広告を見付けたんです。これを見た時に、『こんなに凄い物を子供に教えたい!』と強く思いました。
私自身エンジニアなので、Scratchが裏でどういう風に動いているのかが理解できる分、考えた人は天才だと思いました(笑)
子供に教えたいけど、私自身結婚していて子供もいるので、会社を辞めて自分で好きな事を始めるというのは凄く勇気のいる事でした。
モヤモヤした気持ちを抱えたまま仕事を続け、1~2年ほどScratchの事を調べていると、『タミヤロボットスクールでフランチャイズという方法がある』というのを見付けました。タミヤは、私が子供の頃からずっとミニ四駆などで非常にお世話になっていて、ブランド力とネームバリューがあるので、『これだ!!』と思いました。そこで自分の中で踏ん切りがつき、家族の応援もあって起業しました。

井浦企画

便利の裏にある危険性を伝えたい

━ どうして、子供に教えたいと思ったのですか?

私が、大学生の時に丁度、Windows3.1が出てきたりして、私はパソコンの黎明期からずっと知っているので、今あるSNS等もある程度知ったうえで使っています。しかし、今の子供たちは生まれ時からSNSがあって、知らないまま使っている事が殆どです。特に危険性の部分を全く知らずに、便利という認識だけで使っているので、危険性の部分を特にしっかり教えていきたいと思いました。
危険な事を理解したうえで使うならとても便利で素晴らしいツールですが、スピード感が凄いので業界に居ても急速に発展しすぎていて付いていけていない人がいるくらいです。
理解したうえで、使えるようになる子供達を育てていきたいと思いました。

井浦企画

プログラミング教室

━ 事業内容を教えて下さい。

タミヤロボットスクールで、子供達にロボットなどを使いながら楽しくプログラミングを教えています。

・本格的なロボットプログラミングで楽しく学ぶ。

こどもパソコン「IchigoJam」でBASIC言語によるプログラミングを学び、ロボットを思いのままに制御するための基礎をしっかり学習します。
「言語」を用いて「機械」と対話する、本格的なロボットプログラミングです。

・ロボット作りを通して主体的に学ぶ力を身に付ける。

ロボットの組み立てを通して、機械の仕組み、構造を理解します。
また競技要素をカリキュラムに取り入れることにより、もっと工夫したいという探究心やコミュニケーション能力も育まれます。

井浦企画

タミヤというブランド力

━ 御社の強みや特長を教えて下さい。

強みは、やはりタミヤブランドですね。入会申し込みに来て下さる方の多くは、お父様が昔タミヤのミニ四駆で遊んでいて、タミヤ好きの方が検索してお子様を連れてきてくれることが多いです。
特徴は、私自身がずっとシステムエンジニアだった事です。プログラミングについて深く分かっている分、子供達に教えられることが多いです。
また、今は独立したばかりなので、試行錯誤な部分もありますが、ある意味融通は利かせられる事です。お休みの場合の振替など、色々な融通が利かせられます。

誠実である事

━ 仕事をする上で大切にしている事は何ですか?

私自身、刺激がないとやる気が出て来ないので、常に新しい事にチャレンジしていく姿勢を大切にしています。
また、子供相手に教えているので、子供の話を最後まで聞く事、途中で口を挟まないようにしています。時間に制限があるので、全部聞くことは難しくても、出来る限り話を聞くようにしています。
他には、誠実である事を大切にしています。仕事は、相手あっての事なので、常に誠実に対応するようにしています。
今は、独立したばかりなので、色々なチャンスになるような事には積極的に参加する姿勢も大切にしています。

子供に限らず、幅広い年齢層に

━ 今後のビジョンを教えて下さい。

今は、小学生向けにロボットを使いながらプログラミングを教えていますが、今後は年齢層を広げていこうと思っています。
小学生を対象にしていると、午前中は教室が空くので、高齢者の方向けにスマホ教室やパソコン教室なども展開していきたいと思っています。
午前中はおじいちゃんやおばあちゃんがスマホ教室に来てくれて、午後はお孫さんがプログラミングを学びに来てと、ご家族で通ってもらえるような温かい教室を作っていきたいです。

他には、最近知り合いの紹介で小学校でプログラミングを教える機会がありました。2020年プログラミング必修化になっていますが、プログラミングを習っていない先生が教えるのは大変な事で、教育現場は今大変なことになっています。
先生が教えられないのが現状なので、今後プログラミングを教えるのは外注に頼む可能性も高く、実際私の知り合いの学校の校長も「先生方が詳しく教えられないから外に頼むことになりそうだ」と話していました。
そうした教育現場の混乱を解決する為にも、学校で講師などとして教えていける機会を増やしていきたいです。

PROFILE

井浦企画 代表 井浦 正志

井浦企画代表 井浦 正志

大学で情報工学科卒業し、システムエンジニアとして19年勤める。
その後、タミヤロボットスクールのフランチャイズ事業を始める。

タミヤロボットスクール南砂町校

2019年1月31日 公開

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