あたたかみがあり、一生付き合っていける革靴製作所
天草製作所
代表 西森 真二
革靴製作所

起業5年目で3店舗経営される熊本出身の天草製作所代表西森さん。
異業種から靴職人になり、手作りの味を出したいとの想いでなるべく機械を使わずフルオーダー制作も手がける。
手に取った時にあたたかみを感じる革靴。
そして、誠実に真面目に日々コツコツ行動する事でお客様へも想いは伝わると仰る姿がとても魅力的な方です。
(インタビュアー:髙木)

一生、そして2世代、3世代付き合っていける関係を
一生付き合っていける関係性で長く付き合って行きたい。
例えば手縫いの(ビスポーク)フルオーダーしてくれたお客様は大事に履いて頂ければ、革製品なのでソウルを付け替えたり、アッパーもリペアすれば約20年ほど持つ商品にもなります。
だからこそ、一度買って頂いたお客様とは10年、20年など長く付き合って行きたいですね。
特徴としてはオーダー途中で仮靴が出来たら1ヶ月ぐらい実際に試し履きして頂く事もあります。
革製品は最初の履き心地から徐々に足に馴染むため、快適な履き心地で毎日過ごして欲しいのでその様にしてます。
一般的な商品は靴の形やサイズに足を合わせる事しかできないので、どうしても足が痛くなる事も多いので。
お陰様で天草製作所の商品は自分サイズなので履き心地が良いと好評頂いております。
また、お子様が成人されたのでお祝いに親子で来店され注文されるお客様もいらっしゃいます。
その時はやはり一段と嬉しいですよね。2世代、3世代と長くご愛顧して頂けるお店になれるよう日々努力してます。

毎日の基本が人を創る
細かいところまで気づいて欲しい。
徹底的に整理整頓、掃除することでお店だけではなく本人の生活スタイルから日々変えていく事を教育の基本として大事にしてます。
例えばお客様が靴を修理に持って来られた時に小さなキズや細かいところまで靴の状態がすぐに分かるようになる為には毎日細かいほこりなど掃除していれば訓練されるはずですから。
素直で小さな事からコツコツできる人に育って欲しいと思います。

事業内容と店舗拡大、そして育成
30代の頃、ニューヨークに1人で旅行に行き街のエネルギーにビックリしました。その時直感でこの街 ニューヨークに自分のお店を出したいと思いました。
今後は今3店舗あるが、もっと店舗を増やし拡大して行きたい。
革職人の育成も大事ですし、どんどん任せて行ける人材を輩出したい。
事業内容も今は靴の他にバッグの修理、教室、革小物の企画販売も展開しているが、クリーニング、リサイクル事業も展開して行きたいですね。
PROFILE
天草製作所代表 西森 真二
2013年 1店舗目 西荻南にRepair Shopオープン
2016年9月 2号店 西荻南(1店舗目近く)にFactory Shopオープン
2017年8月 3号店 新宿歌舞伎町にKabukichō Shopをオープン今に至る
サイトURL:https://www.amakusafactory.com/
2018年4月19日 公開
脱サラし、異業種から参入。コツコツ努力を重ねた
元々広告代理店業界で16年働き38歳で脱サラ、地べたに這い蹲り社会をみたら何か新しい発見があるのではと中目黒駅前の高架下路上で靴磨きを開始。
靴を磨いているうちに靴に興味を持ち浅草の靴作りの学校へ通い6年間修行を行い2013年に杉並区西荻窪に店舗を構え起業。
最初は仕事が終わり23時位からお店のまわりにチラシをポスティングしてまわってましたが、出店前に事前調査した事から(高級住宅街近くの立地)予想通り徐々にオーダーが入るようになりました。
それから少しずつリピーター様も増え、シーズン事に購入されるお客様もいらっしゃるようになりました。
お店作りにも拘り沢山のテレビ、雑誌、Webの取材も多く認知も広くされるようになりました。
お陰様で求人募集はしていないのに、働きたいと言ってくれる方も増え人材不足と言われる時代ですがうちは違うのでとてもありがたいです。
異業種からでも素直な人なら時間をかけて育ってくれたら良いので、積極的に採用しています。