通常インタビュー

運動センスは生まれつきのものではない!!
身体をバネのように弾ませる『バネトレ』で、
全てのスポーツの基礎の運動センスが身につく。

株式会社 HATHM

代表取締役 東 信幸

パーソナルトレーニング

株式会社 HATHM 代表取締役 東 信幸

運動神経の良し悪しは、生まれつきのもので変わらない事だと思っていましたが、「体の使い方が分かっていないだけで、誰でも運動神経は良くなります。」と今回東社長にお話を伺って目から鱗でした。子供達が楽しそうに運動をしている、「バネトレ」について、詳しくお話を伺ってきました。

(インタビュアー 木内)

株式会社 HATHM

バネのように弾ませる身体の使い方。

━ まず初めに、『バネトレ』について教えて下さい。

『バネトレ』とは、身体をバネのように上手く弾ませる感覚を身につけ、運動神経・センスを向上させるトレーニングプログラムです。
実は、『運動神経・センスが良い』というのは、身体を上手くバネのように弾ませる事が出来るか、出来ないかの違いでしかありません。
生まれつき運動神経が良い・センスが良いと言われる人は、自然と身体をバネのように弾ませるのが上手いだけです。つまり、運動神経や運動センスは、生まれつき決まるものではなく、訓練によって変えられるという事です。
今まで運動音痴と思っていた方も、身体をバネのように弾ませる感覚を身につければ、運動神経・運動センスを意識的に向上させる事が出来るという事です。
この、身体をバネのように弾ませる感覚を意識的にトレーニング出来るのが『バネトレ』です。

株式会社 HATHM

ケガがきっかけで、バネトレの師匠に出会う事に。

━ 起業までの経緯を教えて下さい。

私には、運動の出来る兄がいます。走るのも早く、野球チームにも所属していましたが、そこでも活躍していました。いわゆる、運動神経の良いという典型の兄でした。
私も野球チームに入りましたが、運動神経の良い兄の弟という事で、勝手に期待されていました。しかし、私は運動会のかけっこでも毎回ビリという運動音痴で、野球でも活躍は出来ませんでした。
いつも運動の出来る兄と比べられることに嫌気がさしていました。
比べられることが無いように、兄がやっていないサッカーを始めましたが、やはり上手くはいきませんでした。
その後、友人の誘いでフィギュアスケートを始めることになりました。フィギュアスケートなら、周りでやっている人も少ないから比べられず、単純に楽しむことが出来るのではないかと考えたからです。しかし、フィギュアスケートを始めても、周りの仲間は3回転ジャンプをバンバン決めていくなか、私は2回転しか跳べずという具合でした。楽しむはずのフィギュアスケートも、やはり始めれば周りと比べられ精神的にも技術的にも伸び悩んでいました。
そんな時、腰椎分離症を患ってしまいました。しかし、これが私の人生を変えるきっかけになりました。
腰に負担のかかる体の使い方をしていたので、今思えば腰椎分離症になって当然でしたね。スケートコーチの紹介で、腰に負担のかからない身体の使い方を学べると『バネトレ』の師匠を紹介され、通う事にしました。
そこで、身体に負担をかけない方法や、全身の使い方などを教わりました。すると、あれほど跳べなかった3回転ジャンプが跳べるようになり、フィギアスケートでの成績がみるみる上がったんです。『バネトレ』の凄さを身をもって体感しました。運動センスは生まれつきではなく、身体の使い方が分からなかっただけなんだと実感しました。この素晴らしい『バネトレ』を広めたいと思い、大学4年生の時から師匠の元で5年程働きながら勉強させて頂き、その後独立しました。元々起業をしたいとか、社長になりたいとは一切思っていなかったのですが、個人事業主として独立してから、レッスン生が増えるに伴い、広い場所を借りたりスタッフを雇ったりと、やりたい事をやっていたら法人化する事になっていたという感じです。

株式会社 HATHM

『バネトレ』という理論。

━ 御社の強みや特長はなんですか?

一番の強みと特徴は『バネトレ』というトレーニング法が確立出来ている事です。バネトレは、身体の使い方の訓練なので、サッカーでも野球でも卓球でも、全てのスポーツの基礎になります。どの競技・スポーツでもベースが作れます。運動センスのない人は、身体の使い方を知らないだけです。今までそこに共通言語が無いので伝わらなかったのが、バネトレは身体の使い方の全てを分解して説明出来ます。
子供達が、出来るを積み重ねる事の楽しさを覚えて、楽しく運動出来るようになるので、親御さんにもご満足いただけるのがバネトレの特徴です。

株式会社 HATHM

やりたい事をやる。自分がワクワク出来るかどうか。

━ 社長が仕事をする上で大切にしている事は何ですか?

元々、やりたい事から仕事を始めたので、ワクワクすることに向かって行くかどうかで判断する事を大切にしています。
子供達に指導する時も、どうしたら楽しく運動が出来るようになるかを伝える様にしています。私自身が周りと比べてきたことで、劣等感を持ちスポーツを楽しめなかった経験があるので、とにかく楽しくHAPPYになる為にバネトレだけではなく、考え方等も教えるようにしています。
周りと比べる事は、自分の現在地を知るうえでは大切な事です。しかし、周りと比べて出来ないと諦める必要はないし、そんなことは勿体ない事だと思っています。大切なのは、自分自身の中に出来る事を1つずつ確実に積み重ねていく事です。その達成感や成功体験の積み重ねが子供の成長にとても大切な事だと思っています。

株式会社 HATHM

『バネトレ』を広める。

━ 今後のビジョンを教えて下さい。

とにかく、この素晴らしい『バネトレ』を広めていき、師匠に恩返しが出来たらと考えています。今後は多店舗展開していきたいと思っています。多店舗展開した時に、バネトレに出来る事は大きく分けて2つあります。一つは、体育が嫌いな子を体育好きにする事。もう一つは、元々やっている競技のパフォーマンスを上げる事。特に二つ目に力を入れていきたいです。色々な競技の子がベースとして出来るバネトレ。競技の専門家がいる中で、『やる事の基礎はバネトレだよね』という共通認識を持ってもらう事です。
スポーツで悩んだ時に、必ず立ち戻れる場所でありたいと思っています。
他には、スポーツの複合施設を作り、そのベースがバネトレという環境を作っていきたいです。バネトレで基礎を作って、そこから野球だったりサッカーだったり自分の好きな競技を選んで進んでいってくれたらいいですね。
大きな目標としては、学校教育としてバネトレを組み込んでいきたいです。イメージとしては、ラジオ体操の代わりにバネトレをするといった感じです。
ただ、バネトレには理論があって、ただやれば良いという物ではないので、教育体制を整えて広めていきたいと思っています。

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