通常インタビュー

病気の治療、疲労の回復などの選択肢に
鍼灸を取り入れてみませんか。
あきらめかけていた、痛み・痺れ・疲れを治療します!!

ハリフネ原宿 しんふね鍼灸治療院

院長 新船 敬洋

鍼灸治療院

ハリフネ原宿 しんふね鍼灸治療院 院長 新船 敬洋

明治神宮近郊にあるせいか、とても良い気が流れていて、居心地が良い環境です。
新船先生はとても穏やかに話されるので、心も体もリラックスできます。
誰にも負けない自信がある素晴らしい鍼灸の技術をご紹介します。
(インタビュアー:三上)

ハリフネ原宿 しんふね鍼灸治療院

大きな事故を乗り越えて・・・

━ 御院を開業されたきっかけを教えて下さい。

上京して5年目になりますが、最初は恵比寿で雇われ院長として勤めていました。そもそも、上京したきっかけは、立命館大学のMBAを取得している鍼灸大学の同期の友達が、「起業したい!」との事で相談に来きました。
私はその当時、鍼灸大学の大学院にいて、現場における研究をやっていました。私は、どちらかと言いますと、現場で人を治す事しか知りませんが、彼は、経営の事を勉強していたので、お互いに協力できるな、と思い、大学院を卒業した時に東京でやろう、という事で、その友達と一緒にスタートした場所が恵比寿でした。
本当は、大学院を卒業した後、講師の道もありましたが、鍼灸師として独立した理由は、私は人を治す事が好きなのと、鍼灸師の道を目指す事になったある事がきっかけになります。
そのある事とは、中学校の時に不慮の事故に遭い、大けがをしました。
その時に腰の骨が折れて、神経が損傷し、歩けなくなってしまったのです。絶望の淵に突き落とされる気持ちでした。医療の薬を飲めば多少はよくなるから、と言っても、お金がかかります。
中学校3年生で、高校受験のシーズンだった事もあり、本当に絶望的でした。
しかし、たまたま中学校の先生が、「国家資格で、鍼灸師という道もあるよ。」と教えてくれて、お医者さんなど人に頼らないで自分で治そう、と思った事がきっかけになります。
そこで、鍼灸専門の大学に行く事を決めましたが、そこでもまた壁が立ちはだかります。
私が中学校三年生の時は、日本に鍼灸の4年生大学は1校しかありませんでした。
その大学に入学するには、高校を卒業しないといけませんが、私には高校を浪人している暇はないので、レベルを落として高校に進学をさせてもらい、管を通した状態で受験をしました。
レベルを落としただけありまして、簡単に合格し、あとはその3年間で何とか体を動かしながらも、体を鍛えて少しは歩けるようにはなりましたが、全く感覚がありませんでした。火傷しても、釘を踏んでも痛みを感じないほどです。
努力が実り、結果的には、大学に入学する事ができました。
私が通っていた大学には、大学付属病院がありまして、そこで研究をしているという事で、今の師匠でもある先生に、「私は、治したくてこの大学に入ったんです。」と伝えました。そしたら先生が、「研究をして資格取得し、自分で治すという人もいるんですよ。」と仰いました。
その時、たまたま先生が神経再生の研究をなさるという事で、私は被験者になる決意をしました。私にとっては、治療費が掛からないですし、勉強にもなり、大変有り難いお話しでした。
お陰様で、今は少し普通に戻った感覚はありますが、多少は後遺症が残っています。しかし、普通に生活ができる状態には戻ったのです。
「これは凄い!」と思ったので、さらに勉強して、その先生の元で院生になりました。
そのまま講師になる道もありましたが、師匠である先生の技術をもっと世の中に広めたい事や大学病院ではないと受けられない治療は、一般的な治療とは言わない、と思い、外に出てやりたいな、と思った時に、立命館大学でMBAを取得した友達に声をかけられて始めたのが、恵比寿になります。
恵比寿では2年間雇われ院長として勤めていましたが、経営が上手くいかなかったんですね。
しかし、ある程度患者様がいたので、見放すわけにはいかず、どこかで店舗を作りたいな、という事になり、目黒で安い場所を借りました。
そしたら、ご縁とご縁が繋がって、たまたま原宿に不動産をお持ちの患者様と出逢い、「ちょうど空いたから入りますか。」と言われました。
しかし、家賃が高いし悩んだのですが、今いる場所よりもずっと良い場所ですし、多少のリスクを背負わないとステップアップできない、という事で、人を雇ってやろうと思い、2018年8月に渋谷区神宮前で“ハリフネ原宿”として新たにスタートさせました。

ハリフネ原宿 しんふね鍼灸治療院

鍼の技術では負ける気がしない“3D鍼灸”

━ 御院の事業内容を教えて下さい。

基本的には東洋医学的な治療よりも、解剖学や生理学などを使ったエビデンスがある治療法、いわゆる論文に載って、きちんと科学的根拠のある治療法がベースになっています。
ツボ治療などは、ここのツボを押せば良いという風に、簡単なイメージを持っている方が多いみたいですが、人体は3Dなので、そう簡単ではありません。
そこで私は、X軸とY軸にZ軸という深さを新しい概念として入れ、きちんと悪いところに針を刺さないと効果はでないんだよ、というのが私の論文になります。
そのため、私の治療は“3D鍼灸”と勝手に名前を付けています。
正直、鍼の技術では負ける気がしないですし、私の治療はマッサージなどが必要なく、鍼灸のみで治療させて頂いています。
東京というたくさん人がいる中で、きっとこの技術を待っている方がいるし、この技術は素晴らしいものだから、もっと広めたいと思っています。
私は、特に若い人向けに治療させて頂いています。私は若い時にケガをして苦労しているので、若い人で病院に通っていたり、仕事でなかなか病院に行けない、というお悩みに応えてあげたいです。
とにかく時間を削られると思うので、それを何とかしてあげたいと思っています。
鍼灸はご老人のためのイメージが強いと思いますが、働いている人のための施術をしたいという想いがあって、この仕事に誇りを持ってやっています。

ハリフネ原宿 しんふね鍼灸治療院

“お客様のためだけに・・・”

━ 仕事をする上で心掛けている事を教えて下さい。

とにかく、“お客様のためだけに”です。
患者様の体が悪くなる原因が、子育ての疲れからという事もありますし、夫婦関係や仕事関係など、その原因は多岐に渡るので、その悩んでいる全てに応えられるだけの努力と情報が当院にはありますので、自分を犠牲にしてでも、お客様のために何かをできる事を常に心掛けています。

ハリフネ原宿 しんふね鍼灸治療院

選択肢がある治療法をご提供していきたい

━ 最後に、今後のビジョンを教えて下さい。

現在、金町にも治療院がありまして、千葉の方にも療養型病院で外来として作らせて頂いています。クリニックや病院に、鍼灸の外来をもっと作っていきたい、というのが一つの目標です。
きっちりと医療として鍼灸が介入できる、という証拠がたくさんあるけれど、病院に行ったらお薬しか受けられない治療法はおかしいと思うので、お薬を飲むか鍼灸治療にするか、選択肢があるという事を当たり前の世の中にしたいと思っています。

PROFILE

ハリフネ原宿 しんふね鍼灸治療院院長 新船 敬洋

1987年 兵庫県生まれ
明治国際医療大学院卒業後、
恵比寿で治療院を任される。
その後、目黒にて独立し、
現在に至る。

サイトURL
https://medishin-acp.com/

2018年11月16日 公開

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