通常インタビュー

業務用エアコンの疑問をすべて解決します!!

伊藤テクノ株式会社

代表取締役 伊藤 丈史

業務エアコン(販売・工事・修理・分解洗浄・保守メンテナンス)

伊藤テクノ株式会社 代表取締役 伊藤 丈史

伊藤社長は、満面の笑みでお出迎えして下さいました。
辛い過去があったようには思えないほど情熱的な方で、お話をお聞きして大変驚きました。
その情熱が、辛い過去を乗り越えさせる大きな力となり、それが溢れる魅力になっていると思います。
伊藤社長のインタビューを読まれた方にとって、何か人生のヒントになれば嬉しいです。
(インタビュアー:三上)

伊藤テクノ株式会社

仕事の醍醐味を感じたとき、人生が開けた

━ 御社を設立されたきっかけを教えて下さい。

実は学生時代、生きるのが億劫に思っている学生でした。
高校に入学してから3カ月で「あなたは留年です。」と言われ、それから学校に行く気がなくなり、夜に起きて朝に寝る、という昼夜逆転の生活を送っていました。
仕事は高時給のアミューズメント施設で働こうと思い、実際に働いてみましたが、そもそも好きな仕事ではないし、音もうるさい、という理由で約3カ月位で辞めてしまいました。
何をやるにしても3カ月位しか続かない。でも、このままではいけないと思っていた時に、たまたま時代はITブームだったので、そのITブームの波に乗っかろうと思い、父親に頼んでITの専門学校に行きたい、と大阪にあるIT専門学校に行かせてもらいました。
そこでもまた3カ月位経った時に、自分はずっとパソコンの前で座って仕事はできないな、と思い、学校に行きたくなくなりました。
父親に学費を出してもらう時、「とりあえず立て替えてやるが、もうこれ以上は出さないからな。」と釘を刺されていたので、アルバイトをせざるを得なくなったのですが、今までアルバイトをやっても続かなかったので、何かやりたい事や興味がある事をやろうと思いました。
そこで思い付いたのが、“バーテンダー”の仕事でした。
理由は単純で、バーテンダーはモテるしかっこいい、何よりも「お酒を作れるってかっこいいじゃん!」と思っていたからです(笑)
半年位は嫌々ながら働いていた事もありましたが、仕事を覚えたい、という想いがありましたので、バーテンダーの仕事は意外と続きました。
最初は、バーカウンターにも3カ月間は立たせてくれませんでしたが、ある時、ようやく立たせてもらえるようになりました。
その時に、お客様から「最近よく立っているから、お酒を作ってみて。」と言われ、色々と考案したオリジナルドリンクを飲んでもらいました。
そうしたら、お客様に「凄い美味しいじゃないか!」と大変喜んでもらい、その時、お客様に喜んでもらった事が凄く嬉しかったんですよね。
「仕事は、お金をもらうためだけにする事ではないんだ。仕事って、こうやって楽しむんだ。」
今まで自分が思っていた仕事やお金に対しての価値観が、180度覆された瞬間でした。
専門学校が卒業間近になった時に、仕事は楽しいし、バーテンダーで仕事をしよう、と思い、そのまま会社に就職しました。
そこの会社の社長は、経営のイロハを勉強させてくれる社長で、勉強のために色々な所に行かせてもらい、経営の勉強をさせてもらう機会を与えてくれたのですが、5年位経った時に、経営を続けるのは大変な事なんだな、と初めて感じました。
その時に、父親が会社を経営している事と父親は会社の社長だという事を、恥ずかしながら私が25歳の時に分かりました。
そこで、私の会社は祖父の代から続いていたので、今までの申し訳ない気持ちもあり、会社を継ごうと思い、父親の会社に就職しました。
そこから、父親と5年間一緒に仕事をしていたのですが、父親と私は真っ向から考え方が違いまして、父親は保守的なタイプで、私は何事もチャレンジする冒険家のタイプですので、5年間すっと意見が合わなかったのですが、最後の1年間位、父親に「そんなに言うのなら、勝手にやれ。」と言われたので、その時に自分でやるしかない、と思い、改めて“伊藤テクノ株式会社”を設立しました。
私にとって仕事が楽しいなと思った瞬間は、お客様に喜んでもらった時で、人生が変わった瞬間でもありました。つまらない人生から楽しい人生に変わったんです。
こういう素晴らしい気づきの瞬間は、誰にでも起こるような事なのだろうな、と思った時に、その輪をたくさん広げて、その人達を幸せにしていく事が、自分が幸せになるきっかけになるんだ、と思いました。
経営者の道を選んだ理由の一つとして、人とたくさん深く関わる事ができるから、そして、自分が幸せを感じる時は、人を幸せにする事だと思ったからです。

伊藤テクノ株式会社

全て自社運営で、“お客様の快適な空間作りに貢献する”

━ 御社の事業内容と強みを教えて下さい。

メインは、“お客様の快適な空間作りに貢献する”という形で、その中でも事業の80%位を占めているのが、業務用のエアコンの取り付けや修理、分解洗浄などです。
あとは、水道工事や電気工事、給排気の工事など、設備全般の工事になります。商品の強みとしては、“エアコン本体10年保証”をしている事です。
また、ある程度の規模になってくると、建設業界は外注業者さんに頼むため、職人を持たなくなる事が多いのですが、弊社は組織を分けてそれぞれの部署を構えており、その中で職人を育てて、自社で営業もテレアポもし、新規開拓を行っているという事が強みです。

伊藤テクノ株式会社

常に成長し続け、笑顔が生まれる空間作りを意識する

━ 仕事をする上で心掛けている事を教えて下さい。

“成長”ですね。
経営理念にも掲げていますが、「昨日より今日」「今日より明日へ」の成長に邁進し続けるという事は大事だと思っています。
一日一歩、その人なりの成長を積み上げていく事が大事だと思います。そして、一歩一歩を毎日積んでいる事が、人から見てあの人凄いなと魅力的な存在になっていくと思うし、そういう人を見て育つ子供は、凄く良い育ち方をすると思います。
スキルが高い低い等はあまり関係なくて、その人なりの一歩を着実に歩んでいる人を応援したいと思います。
単純にスキルで人を判断しない、その真摯さがお客様を喜ばせる気持ちになるのではないかと感じています。
また、社員が笑顔で楽しく働いているからこそ、お客様が喜びます。
はじまりは、働いている社員が喜んでいるから、お客様も喜べるようになるという好循環が生まれるので、居心地の良い会社作りという事を心掛けています。

伊藤テクノ株式会社

日本にとどまらず、これからは世界に羽ばたく

━ 最後に、今後のビジョンを教えて下さい。

全国展開を目指しています。
6年後には、売上規模として50億を目指していこうと考えています。
また、経済成長していくのは、これからはアフリカが中心になってくると思うので、今後はアフリカまで行きたいと思っています。
アフリカの地は、熱源が凄く多い国でかなり暑いのに、インフラが全く整っていない現状で、水不足です。

そのインフラを整えていくのは現地の職人さんであるため、その職人さんに対して弊社が技術面で関わりながら、技術を成長させていくというところまで実現できたら、凄くワクワクします。
私自身は、ワクワクして働きたいと思っているんです。
理想の生き方は、私のお葬式の時に、「伊藤さんと出逢えて良かった。」と言われる生き方をする事がビジョンです。それが、1,000人でも10,000人でも言って下されば、本望ですね。

PROFILE

伊藤テクノ株式会社代表取締役 伊藤 丈史

1981年 大阪府生まれ
高校中退後、
大阪にあるIT専門学校に入学。
専門学校卒業後、
在学中にアルバイトをしていた居酒屋に就職。
そこで、5年程経営のイロハを学び、
家業である“有限会社サカエ電機工業”に就職。
その後、独立して“伊藤テクノ株式会社”を設立し、現在に至る。

サイトURL
https://itotechno.com/

―伊藤社長からのメッセージ―
これからも、より良い空間コンサルタントとして、
お客様の空間のお悩みを解決していく会社にどんどん成長していきたいので、
空間の事を考えていらっしゃる方がおりましたら、
我々は空調という分野に特化しますので、
建築や建設、家具、アロマ、水槽、観葉植物など、
他の分野でご活躍されている方々と力を合わせて、
お客様により良い提案ができるようになりたいな、と思っています。
ご賛同いただける方は、是非お声掛け下さい。

2018年10月24日 公開

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