通常インタビュー

イタリアでNo.1ブランドのフローズンヨーグルトを日本に!
低脂肪・低カロリーのヘルシーなジェラート。

ITALYO JAPAN株式会社

代表取締役 田邉 圭介

マスターライセンサー飲食事業

ITALYO JAPAN株式会社 代表取締役 田邉 圭介

ヨゴリーノイタリアの役員にも名を連ねている田邉社長。現在はアジア担当を任され、日本以外にもヨゴリーノを広める事に尽力していらっしゃいました。
保守的なイタリア人の心も開いてしまう、人の心を掴む不思議な魅力をお持ちの田邉社長にお話しを伺いました。

(インタビュアー 木内)

ITALYO JAPAN株式会社

イタリアでヨゴリーノに出会う

━ 起業までの経緯を教えて下さい。

大学卒業後、大手印刷会社に就職しました。そこで営業として働き、3年程で会社で一番大きな取引先の日本を代表する大手化粧品会社の印刷を任されるようになりました。肉体的にも精神的にも必死で働き、社内では売上もトップになり、他にも大きな取引先を任されるようになるうちに「ここにはこれ以上大きな仕事はもうない。」と燃え尽き症候群のようなものになってしまったんです。
それで、次のステップをどうしようかと自分の事を考えた時に、食べ物はパスタが好きでイタリアンが好き・映画が好きでその中でもイタリア映画が好き・サッカーが好きでセリエAが好き・F1が好きでフェラーリが好きと、自分の趣味や好きな物がイタリアにまつわる事が多かったのでイタリアに行ってみようと思いすぐに行くことに。

イタリアでは、イタリア映画を日本に持ってくるような仕事をしようと動いていたのですが、中々いい作品には出会えませんでした。
そんな時、たまたま日本人の友人が「ヨゴリーノのヨーグルトジェラートを日本に持って帰りたいんだけど、手伝ってくれない?」と声をかけてきたので、実際にメヌキ通りにあるヨゴリーノのお店に食べに行きました。
そしたら、すごく美味しかったんです!

イタリアは、国民性で人のマネをするのが嫌いで、チェーン店がなかなか大きくなっていかないんです。有名カフェがミラノにできる時も大騒ぎになったくらいです。そんな文化の中、ヨゴリーノはその当時イタリアに100店舗を優に超えるチェーン店がありました。これは凄い事だと思いました。

ヨゴリーノを日本に持ち帰るための交渉を私が担当しました。
ヨゴリーノの創業者に会って話しをし、日本で出店する許可をもらうことに成功しました。

銀座で一店舗目を始めましたが、なかなか上手く行きませんでした。出店した企業は撤退することに決めていました。
そんな時、ヨゴリーノの創業者に「君がやったらいいんじゃないか?」と言われたんです。ただ、その時私には店を出すほどのお金が無かったので、その事を創業者に伝えると「それなら出資者を探して、君がヨゴリーノを日本で広めていけばいい。」と背中を押してもらいました。
出資者を探していると、“ぼてじゅう”の社長が快く受けて下さいました。

そして、私がヨゴリーノを日本で始めることになりました。

ITALYO JAPAN株式会社

イタリアンジェラート

━ 事業内容を教えて下さい。

・イタリアンジェラート“yogorino(ヨゴリーノ)”の日本国内におけるマスターライセンサー(総代理店)として、エリアライセンサーおよび加盟店に対する管理や運営をサポート。

・加盟店に対する原材料および資材各種の販売。

・アジア開拓事業で、中国・韓国・ベトナム・フィリピンと契約をし今年11月より順次オープン。

 

ITALYO JAPAN株式会社

全てイタリアから取り寄せる

━ 立ち上げる時に大変だった事は何ですか?

原材料やカップなど、イタリア原産の物を使用しているため、輸入許可を取る事には非常に苦労しました。
全てを通すのに半年は時間がかかりましたね。
やはり、こだわるところはしっかりこだわらないと、ただのアイス屋では誰も来てくれませんからね。
その後も5年くらいは、店を出しては潰しての繰り返しでした。
どうやったらお客様が喜んでくださるのか、試行錯誤しながら形を作り上げて行きましたが、その間はやはり大変でしたね。

ITALYO JAPAN株式会社

イタリアNo.1のブランド力とヘルシーな商品

━ 御社の特徴・強みは何ですか?

一番の強みはブランド力ですね。
ヨゴリーノはイタリアNo.1ブランドで創業25年、日本では15年。フローズンヨーグルトのカテゴリーで店舗数は世界No.1で、そのノウハウは強みです。
保守主義のイタリアでフランチャイズを25年続けている事もブランドの特徴です。
また、フローズンヨーグルトやアイスを海外から引っ張ってきたブランドは、大体3年くらいでいなくなってしまうことが多いです。しかしヨゴリーノは、日本向けにカスタマイズし独自のパッケージを作っている事が功を奏し長くお客様に喜んでいただけている事も強みです。
商品の特徴は、ヘルシーな事。女性が自分へのご褒美に甘いものが食べたい時、ヨゴリーノは甘いけど乳酸菌も入っていてヘルシーで安心して食べられます。

ITALYO JAPAN株式会社

お客様ファーストであり続ける

━ 社長が仕事をするうえで大切にしていることは何ですか?

会社の仕組み上、店舗数は増えても人数を増やしていかないので、一人一人がしっかりと責任感を持って働いてくれるような環境を作る事を大切にしています。

そして、昔から一番大切にしている事はお客様ファーストであることです。お客様あっての商売なので、リクエストの拾い方を間違えないようにしています。

他には、海外での交渉の際など相手が何を言いたいのかポイントが見えない事があります。リクエストしたい事が何なのか、その中のプライオリティーがどこにあるのか話を見極める事も大切にしています。

 

ITALYO JAPAN株式会社

変化を怖がらない

━ 今後のビジョンを教えて下さい。

時代の変化が速いなかで、変化してから変わるのでは遅いので先に動くようにしていきます。

飲食店は人材難でなるべく人を使わないようにシステムやAIを使って、例えばスタッフにお金を触らせないようにオペレーションを変えてみる等、そもそもの業態のあり方を変えなければいけないと思っています。そういう変化を怖がらず、嫌がらずにしっかりと見据えていきたいです。

 

PROFILE

ITALYO JAPAN株式会社 代表取締役 田邉 圭介

ITALYO JAPAN株式会社代表取締役 田邉 圭介

2005年 YOLIVE TOKYO株式会社設立
2010年 ITALYO JAPAN株式会社設立

http://www.yogorino.co.jp/top.html

2018年10月24日 公開

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