通常インタビュー

“お客様のよろこびが、なによりの励みです!”
これからも変わらず、会話を大事にするスーパーとして成長し続けます。

有限会社アキダイ

代表取締役 秋葉 弘道

生鮮食品販売/手造りパン製造及び販売/創作料理の居酒屋

有限会社アキダイ 代表取締役 秋葉 弘道

アキダイスーパーの品物は、まるで宝石のように輝いていました。
今やテレビで見ない日はないほど有名で、練馬区では知らない人はいない“アキダイスーパー”を経営する秋葉社長をご紹介します。
(インタビュアー:三上)

有限会社アキダイ

全てはお客様の笑顔のために

━ 御社を設立されたきっかけとその後の経緯を教えて下さい。

1992年、私が23歳の時にお店をオープンしました。
自分が気に入ったものを販売したい、自分が食べたいものを販売したい、そういう思いを非常に強く思っていまして、お店を作る目標として“温かいお店を作りたい”と思っていました。
いつも来て下さるお客様と会話をしたり、お客様の好みを覚えたりして、お客様に寄り添うスーパーのイメージで、例えば、柑橘類は水気が多いのが当たり前だと思いますが、水気が少ない方が好みのお客様もいますし、甘いだけではなく酸味があるのも好みというお客様もいます。
そういう風に、お客様お一人お一人に合ったお店作りを目指していました。
仕入れているのは私なので、もちろん私が良いと思うものを厳選して自信を持って仕入れているのですが、お客様が良いと思うものが良いという事もあるので、そういう商品も勧めてあげられるようなお店作りを意識しています。
私は起業する前、五年半程修行していました。その当時、周りからは「10年に1人の天才だ!!」と言われたりしていたので、独立しても上手くいくと思っていたのですが、現実はそう甘くありませんでした。
お客様が来てくれる所での商売とお客様が来てくれない所での商売は、全く違うという事を勉強させてもらいました。もし、最初から上手くいっていたら今の自分はいないと思います。ですので、感謝の意味も人一倍学びました。
お客様と会話するスーパーを経営する事が目標だったのに、全くお客様が来ない日々が続き、内心はもう辞めたいと思っていましたが、応援して下さる方を裏切るわけにはいきません。
そこで私はある時、決意しました。
「こんなにもやりたくて仕方なかったお店なのだから、一年どんな事があっても頑張って、それでも駄目だったら終わりにしよう。これ以上は出来ないと思うくらいにやれば悔いはない。」と思いました。
そこから、お客さんが来ない時もずっと声を張り上げて営業していました。
アキダイスーパーは、バス通りに面した場所にあり、バスの乗客からよく眺められていまして、正直、お客様が全くいないのがとても恥ずかしかったのですね。そこで考えた事は、バスの乗客向けに、大きいボードに“大根10円”などと書いてPRしました。
そしたら、ご年配の方がわざわざ降りて来て下さり、お話をして仲良くなって口コミで広がるようになりました。
口コミで大切な事は、お客様を呼んでもらうためにその方とお話をするのではなく、口コミで来て下さったお客様に満足して頂くために、会話をする事です。
お陰様で“アキダイスーパー”は地域の皆様に支えられ、今年で27年目を迎える事ができました。

有限会社アキダイ

みんなの笑顔を見るために

━ 仕事をする上で心掛けている事を教えて下さい。

やはり、健康は重要だと思っていまして、従業員の健康は常に気にかけています。
一人では大した事はできません。皆がいるから成り立つわけですし、私は皆が喜ぶ事が嬉しく感じるので、皆の笑顔を見るために何ができるかを心掛けています。
また、5人でやる仕事を3人で出来るように、一人一人のスキルを上げて仕事をする事も心掛けています。

有限会社アキダイ

今後も変わらずお客様に寄り添う“アキダイ”でありたい

━ 最後に、今後のビジョンを教えて下さい。

弊社はスーパー以外に、居酒屋やパン屋も経営しているので、”食”に関する事は、大得意分野です。
仕入力もありますし、“食のプロフェッショナル”を活かして、今後はカフェをやりたいと考えています。パンにも強いし、野菜にも強いわけですから、最強のカフェが作れると思っています。
そうは言いましても、まだ夢の段階なのですが、私は妄想→夢→目標→現実という段階を常に踏んでいまして、今のところカフェは妄想から夢に変わっている段階です。次の段階の目標に変わるには、人材確保がポイントだと考えています。
そのため、これからは人を育てて、きちんとしたコンセプトを作る事が要になってきます。
また、従業員が弊社で働いている事を嬉しいと思える会社を作り続けるには、どうすれば良いかを常に考えて行動していこうと思っています。
そして、お客様が数あるスーパーの中でも“アキダイスーパー”で買いたいと思ってくれるようなお店にするために、常に成長し続ける事を意識しています。
私は、「これが成長の形だ!!」というのは一生ないと考えていまして、現状に満足する事なく常に成長する事が最も大事な事だと思っています。
弊社がリニューアルオープンしたとき、私に八百屋のイロハを教えてくれた方から、凄く嬉しいお言葉を頂いたのを今でも覚えています。
「普通はお店が大きくなってくると、お客様の中には嫌味を言ってきたりする人がいるのだが、みんな口を揃えておめでとう、よく頑張ったね、と言うお客様ばかりだね。それは、本当にお客様を大切にしているから、お客様からそういう言葉が出るんだね。」と言われた事です。
正直、背筋が伸び、とても嬉しかったです。
これからも、常に感謝の気持ちを持って、頑張っていこうと思います。

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