イメージをカタチへと実現し
感動を提供するデザイン事務所
株式会社シーエーコマンドジー
代表取締役 高下 達広
企画・設計・デザイン事業
「社名の由来はマックのパソコンの短縮キー“⌘(コマンド)+G=グループ化する”。
つまり、チームで仕事をし、みんなで共有するというところから来ています。」と教えてくださった髙下社長。
「個人と個人の力を合わせて、チームで仕事をしたときに起こる化学反応はすごいんだ。」と熱くお話ししてくださいました。
郷土の岡山とお酒と格闘技が大好きという熱い男、髙下社長率いるCA command+G様についてお話を伺ってきました。
(インタビュアー 木内)
商環境の空間は全て
店舗・ショップの空間デザイン、設計業です。
アパレル、飲食、コスメ、オフィスなど、商環境の空間はすべて、ジャンルを限定せずに手がけています。
チーム力とグループ会社ならではのワンストップ対応
ひとことで言うと「幅の広さ」です。
たとえば、アパレルの物件にアパレルが得意な人だけではなく、飲食が得意な人も携わった方が、別の視点から見ることができ、良い意味での化学反応が起こると考えています。
設計上のルールや使い勝手、設備、装飾部材などのノウハウは個人で保有せず、会社としてストックできているので、案件ごとに異なる要件やクライアントの要望に合わせてそれらを提供できるのが特徴です。
スタッフそれぞれの強みや持ち味が違うので、案件に応じて組むことにより、偏らない提案ができています。
さらにグループ力があるので、デザイン・設計にとどまらず、施工、人材派遣、人材教育、運営サポートまでワンストップで対応できます。デザイン終了後も施工や人材関係で携われるので、その後のお客様の声を聴くことができ、次に反映させられます。
個の力を越えた、チーム力やグループ力が強みです。
クライアントファーストであること
デザイン、設計も「ものづくり」なので“クライアントファースト”であることを大切にしています。クライアントの想いをどれだけ聞きだせるか、カタチにできるかを常に考え、一つ一つ記憶に残るような空間づくりを目指しています。
また、仕事の姿勢としては、常に「チーム」を意識しています。
デザイナーは比較的個人個人で仕事をすることが多く、そこで得たスキルやノウハウ、ナレッジも自分の引き出しにしまっておくことが多いのですが、弊社ではチームで取り組み、得られたものもチームで共有することを大切にしています。
より良いデザインを社内全体で共有し、最高のデザインをつくり上げるようにしています。
さらに、社内に向けては、「うちの会社に入って良かった」と思ってもらえる会社にすることを大切にしています。弊社では新入社員も積極的に案件に参加させており、どんどん知識を身に着けられるようにしています。1年経ったときに、さまざまな企業で働く同期の中で「自分が一番成長したな」と自分自身で感じるような仕事をさせてあげたいと思っています。
そんな風に感じてもらえるような会社づくりをすることが、職場の良いムードづくりにつながっています。
海外物件も手掛けていく
国内に限らず、海外の物件にも携わっていきたいです。
本来、商業や経済、文化という点では、東京は世界でもトップクラスなのかもしれません。
つまり、先進的である…という観点から言えば、海外の物件を手がけるよりも、東京の物件をデザインしている方がすごいのかもしれません。
私は、“すごい”ということを求めているのではなく、“文化の違い”を吸収していきたいのです。
デザインという感性の絡むこと、かつ、お金の絡むことに関われば、その国のことをより深く知ることができます。
それが自分たちの幅の広がりにもつながります。
国内のデザインにも活かせますし、案件の進め方、考え方、契約書の大切さ、トラブルの回避方法など、他国・他文化の物件に携わると、学びも多く、自分たちの常識の幅も広げられるのです。
大阪から東京へ
子供のころから絵を描くことが好きだったこともあり、芸術系の大学でインテリアの勉強をし、そのままインテリア会社に入社しました。
そのころ私がデザインしたものを施工してくれていたのが、弊社が属するCAグループの前身、クリエイティブアルファ(Creative Alpha=CA / 代表 田代 章)でした。
私が会社を辞めてフリーになったのも、当時CAからの仕事が最も多い中、田代から「CAのデザインの仕事がさらに増えそうだから、いっそのことうちで設計会社をつくって、そこの代表をやらないか?」と誘いを受けたのがきっかけです。
その後、大阪から東京に拠点を移しました。
最初は、東京にはクライアントがゼロで、デザインの仕事が本当にありませんでした。デザインしたいという気持ちは強いものの、まったく案件の依頼がなかったのです。
だからコンペにはすごく気合を入れましたし、時間を惜しまず、手間暇かけて良いものをつくり上げていきました。1つの仕事を獲得すると、それが実績となり、他の案件へとつながっていきました。そこから少しずつ仕事が増え、また別のコンペに参加したりと、本当に1つずつ階段を登っていった感じです。